【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・11/12 デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m)

 ハナを切ったオールパルフェがマイペースに持ち込んで逃げ切りました。前後半800mのラップは、47秒3-45秒9ですから、大野騎手がスローの流れにうまく落としました。父リアルスティールはこの世代が初年度産駒で、重賞初制覇。

 JRAの新種牡馬ランキング(賞金額)ではマインドユアビスケッツを抜いて首位に浮上しました(ホッカイドウ競馬に遠征して重賞エーデルワイス賞を勝ったマルカラピッドの賞金を加えるとマインドユアビスケッツが首位)。JRA2歳ランキングでは11位です。仕上がりが早いタイプとはいえないので、これから成績は良くなっていくはずです。

 リアルスティールの2代母モネヴァッシアは、名種牡馬キングマンボの全妹にあたる良血。母の父ルーラーシップはキングマンボの直系の孫なので、オールパルフェは「モネヴァッシア=キングマンボ3×4」という全きょうだいクロスを持っています。それと同時にサンデーサイレンス3×4も持っていますが、現時点でリアルスティール産駒におけるサンデーサイレンスのクロスは、父の平均以上の成績を挙げています。

◆今週の血統注目馬は?

・11/20 秋明菊賞(2歳1勝クラス・阪神・芝1400m)

 阪神芝1400mと相性のいい種牡馬はリオンディーズ。連対率24.1%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した74頭の種牡馬のなかで第3位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワンです。当レースにはスーパーアグリとヒルデブランドの2頭が登録しています。

 注目したいのは前者。新馬戦を勝ったばかりですが、そのレースは今回と同じ阪神芝1400mが舞台で、馬群のなかで折り合い、直線で難なく抜け出すという満点をつけられるレースぶり。レース上手であることは2歳戦で大きな武器です。

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