【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・11/19 東京スポーツ杯2歳S(GII・東京・芝1800m)

 後方に控えたガストリックが直線で馬群を割って伸び、ダノンザタイガーとの追い比べをクビ差制しました。ジャスタウェイ産駒は土曜日の当レースをガストリックが5番人気で勝ち、日曜日のマイルCSではダノンザキッドが8番人気で2着。連日穴をあけたことになります。

 後者は一昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬で、当時、東京スポーツ杯2歳SとホープフルSを連勝しました。したがって、当レースは過去3年間でジャスタウェイ産駒が2勝したことになります。昨年はテンダンスが3着。産駒が3年連続で馬券圏内に食い込んでいるので、レース適性の高さが目立ちます。

 ガストリックの母エーシンエポナは現役時代、芝1勝、ダート2勝という芝・ダート兼用タイプ。「カーリン×フォレストワイルドキャット×クワイエットアメリカン」というパワフルなアメリカ血統です。

 ジャスタウェイ産駒は芝とダートの勝ち星の比率が約6:4で、母方にパワー型の血を入れるとマスターフェンサーやテオレーマのようなダートホースが生まれることも珍しくありません。本馬は芝向きの血が強く伝わったのでしょう。

◆今週の血統注目馬は?

・11/27 ベゴニア賞(2歳1勝クラス・阪神・芝1400m)

 東京芝1600mと相性のいい種牡馬はキタサンブラック。連対率34.6%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した112頭の種牡馬のなかでナンバーワン。当レースにはヒップホップソウルとロードスパイラルの2頭が登録しています。どちらも勝機ありです。

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