いよいよ、2022年2歳新馬の最終開催。この時期デビューだと、どうしても遅れている印象があるが、今週の新馬戦を勝てば、月末に行われるホープフルS(12月28日・中山芝2000m)には十分間に合うし、実際、昨年は中京芝2000mの新馬戦を勝ったシェルビーズアイ(栗東・武英智厩舎)がそのローテーションで出走している。

【12月4日(日) 中京芝2000m】

◆ジャスティンボルト(牡、父キタサンブラック、母マラコスタムブラダ、栗東・友道康夫厩舎)

 半姉に2019年阪神JFを優勝し、今年も参戦を予定している香港スプリントでは2021年に2着しているレシステンシア(父ダイワメジャー)がいる。本馬は2020年セレクトセール当歳にて、1億9000万円で落札されている。

 11月から栗東で追い切りを開始して、先週のCWでは3頭併せを最先着、6F82.2秒をマークし、ラストも11.7秒でまとめている。大型馬ではあるが「スピードがあって、動きもいいですね」と友道康夫調教師も好評価。鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。

◆ワンダイレクト(牡、父ハービンジャー、母ワントゥワン、栗東・藤岡健一厩舎)

 祖母ワンカラット、母ワントゥワンともに藤岡健一厩舎で管理された、厩舎ゆかりの血統。11月4日にゲート試験を合格してから栗東に在厩して調整。「初仔で遅生まれですが、この時期としてはしっかりしている」と藤岡健一調教師。

 11月16日には坂路で2歳未勝利と併せて遅れたものの、4F52.6秒をマーク。11月23日のCWでは2歳1勝クラスにに先行して、ほぼ同入だったが、5F65.4秒と速い時計。スピードある動きを見せているのは間違いないし、ここに父ハービンジャーの血がうまく発揮されるようだと、母系のスピード、父のスタミナがうまく融合した走りを見ることができそう。

【12月4日(日) 阪神芝1800m】

◆アイザックバローズ(牡、父ドゥラメンテ、母カーリンホーク、栗東・友道康夫厩舎)

 母系に2005の米二冠馬、Afleet Alex(父Northern Afleet)がいる血統。父産駒はタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎)やスターズオンアース(美浦・高柳瑞樹厩舎)など活躍馬が多数。

 本馬は7月15日に栗東でゲート試験を合格した後、牧場で調整を進めて、秋に栗東へ再入厩。プール調教を併用しながら、CWでの追い切りを消化。1週前はCWでレースでも騎乗予定の岩田望来騎手が跨っての追い切り。新馬、古馬2勝クラスとの併せ馬で2週前追い切りよりも食い下がる動きを見せて、6F82.7秒をマーク。追うごとに動きが良くなっている印象がある。

◆ヴァンビスタ(牝、父Justify、母Vanquished、栗東・矢作芳人厩舎)

 父Justifyは無敗のアメリカ三冠馬。日本で競走する産駒としては、先週の阪神ダート1800m未勝利戦でジョヴィアン(栗東・奥村豊厩舎)が初勝利を挙げている。

 本馬は7月13日に栗東でゲート試験に合格した後、牧場での調整を経て、秋に栗東へ再入厩。11月16日の坂路では、2歳未勝利を追走する併せ馬で相手を突き放す動き。4F52.2秒、2F24.6秒、1F12.1秒と新馬としてはトップクラスの時計をマークしている。先週の追い切りでも坂路4F52.7秒をマークして、スピードがあるのは間違いない。あとは実戦の芝でも同様のスピードを見せつけることができるかどうか。鞍上は坂井瑠星騎手が予定されている。

(取材・文:井内利彰)