1月3日(火)に川崎競馬場で行われる報知オールスターカップ(4歳上・SIII・ダ2100m)。南関東競馬に新年の訪れ告げる地方全国交流重賞で、川崎記念のトライアルレースとなっている。
今年は道営記念を制したサンビュートがホッカイドウ競馬より参戦。2021年の当レース覇者タービランスの全弟で、兄弟制覇に期待が懸かる。そのほかにも重賞好走歴のある馬が複数頭出走。2023年南関東の重賞一番乗りを飾るのはどの馬か。発走予定日時は3日(火)の16時35分。主な出走予定馬は以下の通り。
■サンビュート(セ6、北海道・堂山芳則厩舎)
JRAで3勝を挙げ、一昨年の夏にホッカイドウ競馬へ移籍すると、OPや重賞で好走を重ね存在感を示す。その後は南関東に活躍の場を移したが、昨年夏からは再び北海道に移籍。迎えた11月の道営記念では、3頭の激しい叩き合いを制して勝利し、昨年10着に敗れた雪辱を果たした。ホッカイドウ競馬の代表格が古巣南関東でも重賞タイトルを掴むか。
■スワーヴアラミス(牡8、大井・荒山勝徳厩舎)
芝では勝ち星を挙げられなかったがダートに替わってコンスタントに勝ち星を重ね、2020年のマーチSで重賞初制覇を飾り、2021年のエルムS、2022年の東海Sと重賞3勝を挙げる活躍。その後は本拠地を南関東に移し、OP特別や重賞に出走を続けている。川崎2100mは転入初戦の富士見OPを制した舞台。コース経験を武器に、久々の重賞制覇を目指す。
■エルデュクラージュ(セ9、船橋・川島正一厩舎)
昨年の当レースで人気薄ながら2着に入り、続く川崎記念ではチュウワウィザードの2着に好走とダートグレード競走でも実力差がないことを証明。その後は勝ち星からは遠ざかっているが、ダイオライト記念や浦和記念など強敵相手に挑戦を続けている。左回りのダ2100mはJRA時代含め、8戦して4勝・2着3回と相性抜群。得意の条件で巻き返しに期待したい。
そのほかにも、昨年の東京ダービー馬カイル(牡4、浦和・小久保智厩舎)、昨年の2着馬マンガン(牡6、船橋・石井勝男厩舎)、トライアルを制したフォルベルール(牡5、川崎・久保秀男厩舎)などが出走予定。