武豊騎手がクリノドラゴン(牡5、栗東・大橋勇樹厩舎)で東海S(4歳上・GII・中京ダート1800m)に参戦する。
過去5勝の全てをエスコートして、勝手知ったるパートナー。2戦ぶりにコンビを組んだ前々走のJBCクラシックで4着に健闘すると、前走の浦和記念では重賞初制覇。レース後に「何度もコンビを組んでいる馬だから、安心して乗ることができた」と語ったように、完全に手の内に入れている。
新年早々、シンザン記念をライトクオンタムで制し、JRA重賞通算350勝を達成。ただ、JRAのダート重賞では19年フェブラリーSをインティで勝ったのを最後に24連敗中。地方に目を転じれば、昨年も交流重賞でジャパンダートダービー(ノットゥルノ)と浦和記念(クリノドラゴン)の2勝を挙げているが、なぜかJRAでは“あと一歩”に泣いている。
しかしながら、そこは幾多の苦難を乗り越え、数々の記録を打ち立ててきたレジェンド。本格化を遂げたパートナーを駆って、今度こそ“連敗”に終止符を打ってみせる。