15日、パイルドライヴァー(牡6、Pyledriver)が2月25日にリングフィールド競馬場で行われるウィンターダービー(英G3)を経て、3月末にメイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック(首G1)に向かう予定であることが分かった。英競馬メディア『Racing Post』が報じている。
同馬は、昨年10月の凱旋門賞に出走を予定していたが、怪我のため回避。2022年7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)以来、休養していた。前走で同馬とコンビを組んでいたP.J.マクドナルド騎手が引き続き手綱を執る予定。
共同管理するW.ミュアー師は、「リングフィールド(のウインターダービー)はドバイにとって最高のタイミングだ」と語り、「サウジアラビアの賞金はとても素晴らしく昨年も良かったが、外枠に入るとチャンスがゼロに等しく、今年の初戦に出走させたくない」とコメントした。
パイルドライヴァーは父Harbour Watch、母La Pyle、母の父Le Havreという血統の英国産馬。通算成績は18戦7勝。
2019年7月にイギリスでデビュー。2021年のコロネーションC(英G1)でG1初制覇を果たし、同年の香港ヴァーズ(香G1)でもグローリーヴェイズの2着に好走した。
2022年3月にシャフリヤールが制したドバイシーマクラシック(首G1)では、ユーバーレーベンらを抑えて4着に。G1・2勝目をあげた7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)では、2021年の凱旋門賞馬トルカータータッソ、G1・3勝馬ミシュリフ、2022年の愛ダービー馬ウエストオーバーらを相手に勝利を収めている。