重賞で惜敗続きのアラタ(牡6、美浦・和田勇介厩舎)が、横山典弘騎手との初コンビで金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)に参戦する。
4連勝で挑んだ一昨年の福島記念で、約1年半ぶりの重賞挑戦ながら3着に健闘。タイトルを手にするのは時間の問題と思われたが、その後はワンパンチ足りないレースが続く。
昨夏以降は函館記念6着、札幌記念4着、福島記念3着、そして前走の中山金杯がタイム差なしの4着。ただ、当時はプラス24kgで少し余裕残しだったので、ひと絞りできれば“今度こそ”の期待が高まる。
初コンビの横山典騎手はJRA重賞通算184勝の名手。しかし、こちらも昨年2月のきさらぎ賞をマテンロウレオで制した後、重賞では2着8回、3着2回と惜敗が続く。ここでアラタを重賞初制覇に導き、この1年間の悔しさを晴らしたい。