11日、阪神競馬場で行われた阪神スプリングJ(4歳上・JGII・障3900m)は、中団後方を追走していた小野寺祐太騎手騎乗の10番人気ジェミニキング(セ7、栗東・服部利之厩舎)が、最終4コーナーで内を突いて進出。最終障害を飛越したところで、逃げる4番人気ロードアクア(牡7、栗東・中村直也厩舎)を交わし、これに3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分21秒6(良)。
さらに5馬身差の3着に1番人気ニシノデイジー(牡7、美浦・高木登厩舎)が入った。2番人気ミッキーメテオ(牡6、美浦・西田雄一郎厩舎)は4着、3番人気ゼノヴァース(牡6、栗東・小林真也厩舎)は5着。6番人気マッスルビーチ(牡7、栗東・鈴木孝志厩舎)は2周目1コーナーで競走を中止し、完走は11頭だった。
勝ったジェミニキングは、父トランセンド、母ピシーズクイーン、その父アグネスデジタルという血統。昨年9月以来の白星で、重賞は初勝利。鞍上の小野寺祐太騎手にとっても重賞初勝利となった。