3月16日(木)に名古屋競馬場で行われる名古屋大賞典(4歳上・JpnIII・ダ2000m)。昨年まではダート1900mで行われていたが、競馬場移転にともない今年から2000mで行われる。
今年はハギノアレグリアスに注目したい。屈腱炎から復活を果たすと、重賞でも連続して2着と重賞制覇まではあと一歩。厩舎に悲願の初タイトルを届けることが出来るか。発走予定日時は16日の16時40分。主な出走予定馬は以下の通り。
■ハギノアレグリアス(牡6、栗東・四位洋文厩舎)
2020年7月の1勝クラスから3連勝でOP入りを果たすも屈腱炎で長期休養。その間に四位厩舎に転厩し、復帰初戦のアハルテケSこそ4着に敗れたが、続く太秦SでOP初勝利を挙げる。重賞初挑戦のみやこSで2着と結果を残すと、東海Sではカラ馬に進路を塞がれながら再び2着。3度目の挑戦で、厩舎に初の重賞タイトルを届けることが出来るか。
■バーデンヴァイラー(牡5、栗東・斉藤崇史厩舎)
半姉にBCディスタフ覇者マルシュロレーヌ、近親にはナミュールなど、多数の活躍馬がいる超良血馬。芝でも大崩れはなく、ダートではコンスタントに勝ち星を重ね、21年12月の摩耶Sを制してOP入り。以降は重賞に挑戦し、JRAの舞台では3度出走していずれも二桁着順に終わっているが、地方では2戦2勝と好相性。得意舞台で重賞連勝を狙う。
■ジンギ(牡7、兵庫・橋本忠明厩舎)
18年12月にデビューを迎え、翌年2月の園田ユースCで重賞初制覇を飾る。その後も安定して勝ち星を重ね、兵庫県競馬を代表する一頭へと成長。現在までに11個のタイトルを積み上げている。昨年の名古屋大賞典は、3コーナー過ぎで他馬にかわされる厳しい展開になりながら、驚異的な粘り腰を発揮して3着に好走。昨年を上回る結果で存在感を示したい。
そのほかにも、川崎記念で3着に入ったニューモニュメント(牡7、栗東・小崎憲厩舎)、重賞2勝馬ケイアイパープル(牡7、栗東・村山明厩舎)、東海3冠馬タニノタビト(牡4、愛知・角田輝也厩舎)などが出走を予定している。