中京巧者のファストフォース(牡7、栗東・西村真幸厩舎)が高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)に参戦する。

 中京芝1200mでは4戦して未勝利。しかし、重賞の3戦では見せ場たっぷりの競馬を続けている。昨年の高松宮記念は単勝204.0倍の16番人気だったが、中団の外目から大きくバテることなく、0秒3差の9着に健闘。

 秋のセントウルSでは6番人気の低評価に反発し、メイケイエールから0秒4差の2着に粘り込んだ。極めつけは前走のシルクロードS。10番人気ながらナムラクレアから頭差の2着に食い込み、改めて中京巧者ぶりを見せつけた。

 今回はGIとあって、再び人気薄となることが必至。しかしながら、前走でナムラクレアとほぼ五分に走り、トウシンマカオやウインマーベルには先着した事実を軽視するのは危険だ。16日の坂路で4F50.3-1F11.7の超好時計をマークしているので、おそらく出来は抜群。またまた穴党を喜ばせるシーンが期待できそうだ。