現地時間5月6日(土)にアメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービー(3歳・米G1・ダ2000m)。アメリカ国内でも知名度が非常に高いレースで「スポーツの中で最も偉大な2分間」と称される一戦だ。

 日本からは過去4頭が参戦。19年マスターフェンサーの6着が最高着順だが、今年こそは栄冠を掴みとることができるか。発走予定日時は日本時間の7日(日)7時57分。主な出走予定馬は以下の通り。

■デルマソトガケ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)

 デビュー4戦目の未勝利戦で待望の初白星を挙げると、一気に3連勝を飾って全日本2歳優駿を制覇。年明け2戦目のUAEダービーでは、これまでと一転してハナを切り、後続に5馬身半差を付けて逃げ切り勝ち。自在な脚質と勢い武器に強力米国勢へ挑む。

■マンダリンヒーロー(牡3、大井・藤田輝信厩舎)

 昨年6月のデビューから4連勝でハイセイコー記念を制し、今年初戦の雲取賞でも2着に好走。その後は地方馬初の米遠征を敢行し、サンタアニタダービーでハナ差2着と大健闘を見せた。補欠から繰り上がり出走に漕ぎつけた運も味方に、大偉業達成を目指す。

■フォルテ(牡3、米・T.プレッチャー厩舎)

 2戦目のサンフォードSは4着だったが、同レース以外はパーフェクトな成績。3戦目のホープフルSで重賞初制覇を果たすと、無敵の快進撃で重賞5連勝を飾っている。前走のフロリダダービーも大外から軽々差し切り勝ち。日本馬にとって最も強敵となりそう。

■タピットトライス(牡3、米・T.プレッチャー厩舎)

 名伯楽T.プレッチャー師が送り込むもう一頭の強者。デビュー戦は3着だったが、以降は連勝街道に乗り、4戦目にタンパべイダービーを勝利した。続くブルーグラスSでは直線で激しい叩き合いを制しGI初制覇。勝負根性がすさまじく、侮れない一頭だ。

 そのほかにも多数の重賞勝ち馬が顔を揃えた米国競馬のハイライト。発走は日本時間の早朝になるが、熱狂の2分間から目が離せない。