春の女王決定戦にふさわしく各路線から有力馬が集まったが、中でもソダシに注目したい。史上3頭目の連覇とマイルGI・4勝目なるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/14(日) ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・東京芝1600m)
ソダシ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)は20年の阪神JF、21年の桜花賞、昨年のヴィクトリアマイルでマイルGIを3勝。牝馬同士のマイルならまだ一度も敗れていない。今回は昨年のマイルCS・3着以来のぶっつけとなるが、調教の動きは上々で動ける態勢。得意の舞台なら主役の座は譲れないところだ。鞍上は初コンビのD.レーン騎手。
スターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)は昨年の桜花賞、オークスを制し牝馬二冠を達成したドゥラメンテ産駒。その後の秋華賞では3着、今年初戦となった大阪杯では2着と勝ち切れていないが、いずれも先行した馬が勝ち切る流れの中、強烈な末脚で追い込んでおり負けて強しの内容。広い東京なら持ち味を存分に発揮してきそうだ。鞍上はC.ルメール騎手。
ナムラクレア(牝4、栗東・長谷川浩大厩舎)は今年1月のシルクロードSなどこれまで1200mの重賞を3勝し、前走の高松宮記念でも2着と活躍しているようにスプリントが主戦場の馬だが、昨年の桜花賞で3着に入った実績もあるようにマイルも許容範囲。スピードが要求される春の東京なら勝ち負けまで十分あるだろう。鞍上は浜中俊騎手。
その他、昨年のオークスで3着、秋華賞で2着のナミュール(牝4、栗東・高野友和厩舎)、昨年の安田記念覇者ソングライン(牝5、美浦・林徹厩舎)、昨年の秋華賞馬スタニングローズ(牝4、栗東・高野友和厩舎)、前哨戦の阪神牝馬Sを勝ったサウンドビバーチェ(牝4、栗東・高柳大輔厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。