京王杯スプリングカップ(4歳上・GII・芝1400m)は高松宮記念から転戦してきた馬に注目だ。近10年を振り返ると、14年レッドスパーダ、15年サクラゴスペル、17年レッドファルクス、20年ダノンスマッシュ、21年ラウダシオン、22年メイケイエールと6頭の勝ち馬を輩出。20年以降に限れば3連覇中で、[3-2-1-5]の勝率27%、複勝率55%のハイアベレージを残している。
今年の登録馬では4頭が該当する。エース格は一昨年のスプリンターズSを制したピクシーナイト(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)。長期休養明けの高松宮記念は13着に終わったが、一度使われての一変が期待できる。トゥラヴェスーラ(牡8、栗東・高橋康之厩舎)は一昨年の2着馬。明けて8歳となったが、前走の高松宮記念で3着に健闘したように、まだまだ衰えなし。悲願の重賞初制覇を狙う。さらには昨年のスプリンターズSで2着だったウインマーベル(牡4、美浦・深山雅史厩舎)、1400m巧者のダディーズビビッド(牡5、栗東・千田輝彦厩舎)も十分にチャンスあり。上位独占があっても決して驚けない。