5月11日(木)に大井競馬場で行われる東京プリンセス賞(3歳牝・SI・ダ1800m)。牝馬三冠の第2弾で、南関東3歳女王決定戦にあたる。

 今年は桜花賞を制したメイドイットマムが中心。近4年連続で牝馬二冠馬が誕生しており、今年も続くことは出来るか。発走予定日時は11日(木)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■メイドイットマム(牝3、船橋・石井勝男厩舎)

 昨年6月に門別競馬場でデビュー勝ちを収め、同年秋に船橋競馬へ移籍。転入初戦の2歳特別戦を4馬身差で圧勝すると、勢いそのままに東京2歳優駿牝馬を制し、NARグランプリ2歳最優秀牝馬に選出された。前走の桜花賞は、他馬が止まって見えるほどの切れ味を直線で発揮し1馬身半差の快勝。大井の外回りなら末脚もさらに生きるはずだ。

■サーフズアップ(牝3、船橋・山下貴之厩舎)

 7戦して全て3着以内に好走している安定株。重賞初挑戦のローレル賞では前残り決着の中、馬群を割るように伸びて2着。続く東京2歳優駿牝馬では、直線で狭くなる場面がありながら3着に入った。今年初戦のユングフラウ賞で差し切り勝ちを収めると、前走の桜花賞は自ら早めに動き2着に好走。展開次第では逆転の目も有りそう。打倒メイドイットマムに燃える。

■ボヌールバローズ(牝3、大井・福永敏厩舎)

 昨年8月に大井競馬場でデビューし初陣を勝利で飾ると、同年11月には笠松のラブミーチャン記念に出走した。果敢に先手を取ると道中も譲らず、最後は2馬身半差を付けて重賞初制覇。続く東京2歳優駿牝馬も10番人気を覆して2着に入り、今年初戦のクラシックTRは牡馬相手に0.5差5着と見せ場を作った。得意の逃げ戦法に持ち込めればしぶとく、今回も侮れない。

 そのほかにも連勝中のコアリオ(牝3、大井・辻野豊厩舎)、重賞で連続3着のフークエンジェル(牝3、船橋・米谷康秀厩舎)、名古屋の重賞で2着に入ったポーチュラカ(牝3、船橋・渋谷信博厩舎)などが出走を予定している。