武豊騎手がノットゥルノ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)で平安ステークス(4歳上・GIII・ダ1900m)の25年ぶり2勝目を狙う。

 武豊騎手はオープン特別時代を含めて、平安Sに28回騎乗。94年の重賞昇格後に限っても24回騎乗している。98年に1番人気のエムアイブランで初制覇。しかし、その後は99年エムアイブラン、06年ヴァーミリアン、17年クリソライトで3回ある2着が最高となっている。

 今年のパートナーはノットゥルノだ。昨年のジャパンダートダービーの覇者。その後は勝利に手が届いていないが、昨年末の東京大賞典で2着に健闘。前走の川崎記念は3秒3差の8着に大敗したが、結果的に左回りは合わなかったということ。右回りのダート戦に限れば6戦して3勝、2着3回の勝率50%、連対率100%だから、今回は大いに期待できるだろう。

 武豊騎手はJRAのダート重賞を37勝しているが、19年フェブラリーSのインティが最後の勝利となっている。このチャンスをモノにして、50代初のJRAダート重賞制覇といきたい。