5月28日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。世代の頂点を決める熱き戦いにタスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、D.レーン騎手とのコンビで挑む。

 タスティエーラは父サトノクラウン、母パルティトゥーラ、母の父マンハッタンカフェという血統。

 22年11月、東京競馬場の2歳新馬戦で1番人気に応えてデビュー勝ち。続く共同通信杯は勝ち馬と0.2秒差の4着に惜敗するも、弥生賞ディープインパクト記念は直線で馬群の真ん中から抜け出して重賞初勝利を手にした。

 前走の皐月賞は直線に入り一度は完全に抜け出したが、強烈な末脚を披露したソールオリエンスを前にあと一歩及ばず2着。通算成績は4戦2勝。

 今回のポイントは皐月賞で敗れたソールオリエンスへのリベンジとなる。初タッグを組むレーン騎手は短期免許での騎乗ながら、JRAのGIで4勝。来日初年度の19年には一気に3勝を手にした実力派だ。4月に来日し、ここまで22勝を挙げる心強い鞍上とともに世代最強馬に一泡吹かせにいく。