現地時間20日、アメリカのピムリコ競馬場で行われたプリークネスステークス(3歳・米G1・ダ1900m)は、ハナを切ったJ.ヴェラスケス騎手騎乗の2番人気ナショナルトレジャー(National Treasure、牡3、米・B.バファート厩舎)が、ブレイジングセブンズ(Blazing Sevens、牡3、米・C.ブラウン厩舎)との激しい叩き合いを制し、アタマ差を付けて優勝した。勝ちタイムは1:55.12(良)。
今年のケンタッキーダービー馬で、二冠制覇に挑んだメイジ(Mage、牡3、米・G.デルガド厩舎)は直線伸びきれず3着だった。
勝ったナショナルトレジャーは、父Quality Road、母Treasure、母の父Medaglia d'Oroという血統。22年9月のデビュー戦を快勝後、重賞で善戦が続いていたが、待望の初タイトルを獲得した。通算成績は6戦2勝。なお、B.バファート師は18年Justify以来、同競走8勝目。Medina Spiritの禁止薬物検出を巡る出走停止処分などもあり、2年ぶりの米三冠出走だった。