5月24日(水)に大井競馬場で行われる大井記念(4歳上・SI・ダ2000m)。帝王賞への前哨戦で、3200万円の高額賞金をかけて南関東の有力馬が勢ぞろいするレースだ。

 今年は転入馬2頭に注目。エブリワンブラックはあのキタサンブラックの全弟という超良血で、ダノンファラオは20年にJDDを制したJpnI馬。レースを盛り上げてくれること間違いなしだ。発走予定日時は24日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■ランリョウオー(牡5、浦和・小久保智厩舎)

 昨年は大井記念、東京記念を制して南関東の春秋ビッグレースを制して一気に飛躍。一時は調子を崩して大敗が続いたが、前走で久々の勝利を飾って完全復活を果たした。ハシルショウグン以来30年ぶりの連覇に向かって視界良好だ。

■ダノンファラオ(牡6、大井・宗形竹見厩舎)

 20年のJDDにカフェファラオらを破りJpnI馬に輝くと、その後も重賞を2勝。近走は少々不振が続くが、元々ムラがけのタイプで、気分良く走れれば一発あっても驚けない。経験豊富な大井2000mで実績馬が復活なるか。

■エブリワンブラック(牡6、川崎・山崎裕也厩舎)

 現役時にGI7勝を挙げ、産駒が大活躍中のキタサンブラックの全弟。当初は兄と同じく芝を走っていたが、ダート転向で素質が花開いた。重賞でも昨年のダイオライト記念2着の実績。初コースを克服すれば力は互角だろう。

 その他にも東京大賞典と川崎記念で地方馬最先着のライトウォーリア(牡6、川崎・内田勝義厩舎)、オグリキャップ記念を制したセイカメテオポリス(牡5、大井・渡辺和雄厩舎)、JpnI2勝のカジノフォンテン(牡7、船橋・山下貴之厩舎)など実力馬が揃った。