葵ステークス(3歳・GIII・芝1200m)はペースセッティング(牡3、栗東・安田隆行厩舎)に注目。ビッグシーザーの1強ムードだが、その大本命を昨年9月の未勝利(小倉芝1200m)で実際に負かしているのが本馬だ。しかも1分7秒9の好時計で3馬身差の圧勝。ライバルに影すら踏ませなかった。

 あれから8カ月、ビッグシーザーが破竹の4連勝中なのに対し、こちらは4連敗中だから、上下関係は逆転したように思える。ただ、一度も1200mを使われていない以上、スプリンターとしての評価を落とすのは危険だ。待望の1200mとなる今回、ビッグシーザーを“返り討ち”にしての重賞初制覇があっても決して不思議はない。