GI馬10頭をはじめ好メンバーが集結した一戦。春のマイル王に輝くのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■6/4(日) 安田記念(3歳上・GI・東京芝1600m)

 ソダシ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)は20年の阪神ジュベナイルF、21年の桜花賞、昨年のヴィクトリアマイルとマイルGIを3勝している白毛のクロフネ産駒。半年の休養を挟んで挑んだ前走のヴィクトリアマイルではゴール前で交わされ2着だったが、力は示した内容。デビューからマイルでは大崩れしておらず、今回も活躍を期待できそうだ。鞍上は初コンビの川田将雅騎手。

 ジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)は昨年5連勝で金鯱賞を制したモーリス産駒。その後GIではもう一歩の走りが続いていたが、前走の大阪杯でスターズオンアースら相手に逃げ切りを決め悲願のタイトルを手にした。今回のマイル初挑戦はどう転ぶか未知数だが、マイルから2000mまで幅広く活躍したモーリスの産駒なら、あっさりこなしてきても驚けない。鞍上は武豊騎手。

 セリフォス(牡4、栗東・中内田充正厩舎)は昨年のマイルCSで強烈な追い込みを決めてGI初制覇を果たしたダイワメジャー産駒。今回はドバイターフ・5着以来の帰国初戦で状態面が注目されるが、調教の動きを見るに仕上がりは良さそう。3走連続となるD.レーン騎手とのコンビで春秋マイルGI連覇なるか。

 その他、一昨年3着、昨年2着のシュネルマイスター(牡5、美浦・手塚貴久厩舎)、連覇がかかるソングライン(牝5、美浦・林徹厩舎)、NHKマイルCを優勝したシャンパンカラー(牡3、美浦・田中剛厩舎)、初マイルのマイラーズCで2着だったガイアフォース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。