今年の高松宮記念を制しGIウイナーの仲間入りを果たしたファストフォース(牡7、栗東・西村真幸厩舎)が8日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道日高郡新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。同日、JRAがホームページ上で発表した。

 ファストフォースは父ロードカナロア、母ラッシュライフ、母の父サクラバクシンオーという血統。

 2019年6月、阪神競馬場での3歳未勝利戦でデビュー。その後、ホッカイドウ競馬に転籍し20年4月には、門別競馬場の二輪草特別で初勝利を手にした。そのまま門別で3勝目を挙げてJRAに再転入すると、7月に1勝クラス、8月に2勝クラスと連勝する。

 迎えた5歳時にはCBC賞で8番人気ながら重賞初制覇。今年は始動戦のシルクロードSで2着に入り、4度目のGIだった高松宮記念で、7歳にしてGIウイナーの仲間入りを果たした。通算成績は地方在籍時代も含めて29戦7勝。

(JRAホームページより)