皐月賞馬のソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で秋初戦を迎える。

 ソールオリエンスは父キタサンブラック、母スキア、母の父モティヴェイターの血統。デビューから新馬、京成杯、皐月賞と無傷の3連勝のクラシック制覇。続く日本ダービーは先に抜け出したタスティエーラにクビ差届かずの2着だったが、展開のアヤで負けたという感じ。依然として世代ナンバーワンの呼び声が高い。

 86年以降、皐月賞馬はセントライト記念に4頭が参戦。96年イシノサンデーこそ4着だったが、その後は14年イスラボニータと16年ディーマジェスティが1着。17年のアルアインも2着にまとめている。また、ダービーで馬券圏内に確保した馬に限れば2戦2勝。データを見る限り、ソールオリエンスは信頼度の高い存在と言えるだろう。

 秋の大目標である菊花賞に弾みをつけたい一戦。ただ勝つだけではなく、強く勝って、ダービー馬タスティエーラとの再戦に挑みたい。