東の菊花賞トライアル。昨年はこのレースで2着だったアスクビクターモアが菊花賞を制した。それ以前にも21年のタイトルホルダー、15年のキタサンブラック、12年のフェノーメノとチャンピオンホースが出ている。
1.大型馬優勢
新潟開催だった14年を除く過去9回で、馬体重が459kg以下だった馬は[0-1-0-22]と苦戦傾向。また、460〜479kgだった馬は[2-3-2-33]で複勝率17.5%。対して、480〜499kgだった馬は[4-3-6-29]で複勝率31.0%、500kg以上は[3-2-1-18]で複勝率25.0%。
2.前走1勝クラス組は苦戦
過去9回で、前走が1勝クラス(500万下)だった馬は[2-0-2-37]で複勝率9.8%しかない。年によってメンバーレベルのばらつきが大きいレースだが、基本的には前走重賞組と2勝クラス(1000万下)組が中心になるのは同様。
3.中山実績を持つ馬
昨年2着のアスクビクターモアには弥生賞ディープインパクト記念勝ちの実績があった。また、一昨年の勝ち馬アサマノイタズラはスプリングSで2着、20年2着のサトノフラッグは弥生賞ディープインパクト記念で1着、18年の勝ち馬ジェネラーレウーノは京成杯で1着など、既に中山の重賞で好成績を残していた馬が走ってくるケースが多い。
ドゥラエレーデに期待したい。前走の宝塚記念では10着だったが、追い込みが決まる展開ながら2番手追走で見せ場を作っており悲観する走りではなかった。ソールオリエンスが強いが勝負付けは済んでおらず、妙味を考えれば狙いは立つ。