現地時間12日、アイルランドのゴールウェイ競馬場で行われる牝馬限定の未勝利戦(10頭立て・芝2400m)でディープインパクト産駒最終世代のAzmaniya(牝3、愛・D.ウェルド厩舎)がデビューを迎える。

 Azmaniyaは父ディープインパクト、母アズミーナ、母の父Galileoという血統。半兄には19年のランドウィックギニーを制したThe Autumn Sunがいる。

 ディープ最終世代として2020年に生まれ血統登録された12頭(日本6頭、海外6頭)のうち、10頭はすでにデビュー。1頭は未出走のまま繁殖入りとなったため、Azmaniyaは同産駒として正真正銘“ラスト”のデビューを迎える。

 少ない頭数ではあるものの、最終世代の活躍はめざましく、日本ではライトクオンタムがデビュー2連勝でシンザン記念を勝利。

 海外では名牝ロードデンドロンの仔オーギュストロダンが英愛ダービーと愛チャンピオンSを制覇。またサクソンウォリアーの全弟ドラムロールは5月の愛G3ガリニュールSで重賞初制覇を飾った。

 歴史に残る競走馬&種牡馬として数々の衝撃を我々に与えてきたディープインパクト。いよいよラストとなった最終世代の初陣に是非注目したい。