レッドファルクス産駒のシルバープリペット(牡3、栗東・松山将樹厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で重賞に初挑戦する。
シルバープリペットは父レッドファルクス、母アウグスタ、母の父エイシンフラッシュの血統。母は1戦0勝だが、祖母のオーバーザウォールは98年福島記念の覇者。近親にはジオグリフ、アルバート、インティライミなどの活躍馬がズラリと並ぶ。
ここまで15戦2勝。3走前までは一介の未勝利馬だったが、前々走の未勝利を8番人気で差し切ると、続く1勝クラスは3番手から押し切って2連勝。重賞参戦へとこぎ着けた。
父レッドファルクスは16年と17年のスプリンターズSを連覇した名スプリンター。産駒はマイル以下が主戦場だが、ただ1頭、芝2000m以上で勝ち星を挙げているのがシルバープリペット。そのスタミナの源は名中距離馬を多く輩出している牝系だろう。今回は一気の相手強化となるが、舞台は父がGIを連覇し、近親アルバートがステイヤーズSを3連覇した中山。血の後押しを受けて、大金星のシーンがあっても不思議はない。