【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆エリザベス女王杯の気になる馬

 先週は、いろいろレースがありすぎて何から書いていいのか迷うほどですが、週中から週末にかけてのモレイラ騎手の巧さが際立ちましたね。

 菊花賞においてもそうですが、負けたレースにおいても、その着順が最高と思える内容。では、どこにそれを感じるか? ですが、まずは重心の低さ。

 何でも裸馬でモンキー姿勢がとれてしまうというモレイラ騎手。それゆえ騎座の強さがハンパないのでしょう。

 馬の背に寄り添うような姿勢を取り、拳の位置も低い。だから掛かる馬でも馬の背を反らせることなく御すことができ、その分、しっかりと体が使える形で余力を温存できると思えます。

 またこれはムーア騎手など、外国人騎手に言えることなのですが、掛かる馬でも、しっかりとポジションを取りにいった中でおさめてしまうところ。

 口や言葉で言うのは簡単なのですが、これが非常に難しいところ。また先週のゼッフィーロにしてもそうですが、道中の馬の頭の位置が低く映ると共に、最後はジッと我慢の中、空いた一瞬の隙をついて抜け出す手綱捌き。

 インタビューでは、直線で少し焦りもあったと話をしていましたが、バタバタと慌てる素振りのない冷静な騎乗振り。本当に凄い方だと思います。

 さぁ今週はエリザベス女王杯となります。

 3歳馬か? それとも古馬か? となりますが、中心はジェラルディーナとアートハウス、サリエラにブレイディヴェーグあたりなのかな…と現時点では思っています。

 ジェラルディーナに関しては非根幹距離向きですし、前走においては外目をまわっての6着。最後は脚を使えていますし、追いきりにおいても近走の中でも1番頭のブレが少なく感じます。そして鞍上はムーア騎手。魅了されます。また折り合い面の課題はありそうですが、もともとのポテンシャルに加え、長期ではありますが、それでも休み明けだから良いと思えるアートハウス。

 またサリエラにおいては調教の動きが抜群で、前走との違いを感じます。ただこの馬は揉まれない形がいいようにも思え、そのあたりがポイントな気がします。そしてルメール騎手のブレイディヴェーグにおいては能力の高さを感じるもののスタートの課題もあるので、最後届くかどうか? の競馬になりそうな気も…。買い目はもう少し検討します。

 それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)



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