今週の日曜日は、京都競馬場でエリザベス女王杯(GI)が行われます。

 金曜日の京都は夜まで雨が降り続く予報が出ており、土曜日と日曜日は気温も上がらないようなので馬場状態が鍵となりそうです。

 過去10年のエリザベス女王杯の内、道悪で行われたのは13年と15年、そして昨年の3回。13年は大外から差し込んできたメイショウマンボが優勝。2着に8枠18番の6番人気ラキシスが入線。15年は6枠12番のマリアライトが優勝。2着に8枠18番ヌーヴォレコルトが入っています。

 昨年は8枠18番の4番人気ジェラルディーナが優勝し、2着は同着で7枠13番の5番人気ウインマリリンと7枠15番の12番人気ライラックが入線し、外枠勢が上位を占める結果となりました。

 エリザベス女王杯は開催が進んだ馬場の中で行われますので、当然ながら馬場の傷みも進んでいます。その中で雨の影響を受けると、更に馬場コンディションは悪化。特に内目の馬場の傷みは激しくなりますので、それが先述したような傾向となっている要因ではないでしょうか。今年も馬場状態次第で狙い方を変える必要があるかもしれません。

 そんな今年のエリザベス女王杯には15頭が出走を予定しています。上位人気が予想されるのは4戦2勝2着2回とデビューから連対を外していないブレイディヴェーグ、オークス(GI)2着や秋華賞(GI)3着など大舞台で結果を残しているハーパー、昨年の覇者であるジェラルディーナがいます。

 ほかにも、前走の府中牝馬S(GII)で待望の重賞初制覇を飾ったディヴィーナや昨年の2着馬ライラック、20年の2着馬サラキアを姉に持つサリエラなども出走を予定しています。

 想定オッズを見ると抜けた馬はおらず、混戦ムードが漂う今年のエリザベス女王杯。はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆女王の座は譲れない

 今週のエリザベス女王杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるジェラルディーナでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しジェラルディーナに高評価が与えられました。

 ジェラルディーナは父にモーリス、母がジェンティルドンナと超がつく良血馬です。デビュー当初は血統ほどの結果は残せていませんでしたが、地道に力をつけ21年10月の西宮S(3勝クラス)を勝ってオープン入り。

22年は飛躍のシーズンとなり、オールカマー(GII)で重賞初制覇を飾り、その勢いで挑んだエリザベス女王杯ではGI初制覇を達成。その後、有馬記念(GI)でも3着と結果を残すなど大活躍の1年となりました。

 今年で5歳になりますが、6月の宝塚記念(GI)で見せ場十分の4着と好走していますし、まだまだ能力の衰えは感じられません。

 ジェラルディーナはこれまでに6勝していますが、その全ての勝利を非根幹距離で挙げており非常に高い適性を感じさせるのも強調材料でしょう。

 加えて、今回の鞍上にはBCターフ(G1)で素晴らしいコース取りを見せて優勝したムーア騎手が予定されています。ムーア騎手はジェラルディーナの父モーリス、母ジェンティルドンナのどちらにも騎乗経験がある上にGIも勝利しています。所縁があり熟知している血統ですし、そのような名手が鞍上を務めるのは心強い限りではないでしょうか。

 先述したBCターフではムチの使用制限を超えてしまい、エリザベス女王杯当日の騎乗が出来ない可能性もありました。しかし、現在ムーア騎手自身が不服申し立てをして、最終決定が保留された事でエリザベス女王杯当日は予定通りに騎乗する事が可能となっています。これはジェラルディーナ陣営からすれば相当に大きな事ではないでしょうか。

 強力な鞍上を味方につけた昨年の女王に死角はなさそうですし、史上5頭目のエリザベス女王杯連覇に期待したいところです。


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