今週は友道康夫厩舎が4頭の新馬をデビューさせる予定。うち3頭は下記にも取り上げたが、もう1頭が11月19日(日)の福島芝1800mを予定しているセジールレーヴ。シュヴァルグラン産駒だが「シュヴァルの産駒にしては胴が少し短めで気性は前向き」と友道康夫調教師。

 生産が大江牧場、馬主は大江実氏だが、これは友道厩舎所属の大江祐輔調教助手のご実家。シュヴァルグランが現役時代に同助手が調教に跨っていたことや本馬の調教にも跨っていることを考えると、馬名の意味「夢を掴む(仏)」が現実になって欲しいと願いたくなる。

【11月18日(土) 東京芝2000m】

◆ジャスティンミラノ(牡、父キズナ、母マーゴットディド、栗東・友道康夫厩舎)

 半兄ピエトラサンタ(父Frankel)はセレクトセール1歳にて、2億2680万円(税込)という高額で取引された馬。本馬については「兄もそうだけど、少し気の小さいところところがある」と友道康夫調教師。

 ただ、追い切りではしっかりと動け絵tいて、特に11月8日のCWでの3頭併せは最先着で見応え十分。6F84.4秒と全体時計は遅めだったが、ラスト1Fは11.2秒のラップを踏んでいる。併せた相手の1頭はメリオーレムは先週の未勝利戦を圧勝。この物差しでも十分評価してよい追い切りだったといってよいだろう。なお、鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。

【11月19日(日) 京都芝1600m】

◆シヴァース(牡、父モーリス、母ヴィブロス、栗東・友道康夫厩舎)

 母は同厩舎で管理され、2016年秋華賞を勝ったヴィブロス。その初仔ヴィンセドリス(父ロードカナロア)は現在、3歳未勝利だが、このままJRAに在籍して初勝利を目指す予定。そのくらい素質の高さがある馬で、本馬に関しては「まだまだこれからの馬だけど、それでも追い切りでは動いていますね」と友道康夫調教師。

 1週前追い切りはCWで3頭併せ。2歳未勝利のロードフォアエースには遅れたが、冒頭で紹介したセジールレーヴには先着。時計は6F79.1秒と速く、先々週のCWでの動きからかなり動きの質が向上した印象。鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。

◆センチュリクィーン(牝、父Saxon Warrior、母ポエティックレガシー、栗東・庄野靖志厩舎)

 日本で走る父産駒はセレクトセールにて高額取引されたアドマイヤイル(栗東・友道康夫厩舎)が中京芝2200mの未勝利戦を勝ち上がっている。本馬は北海道セレクションセール1歳にて、1500万円(税抜き)で落札されている。

 8月31日に栗東でゲート試験を合格した後、牧場で調整して、10月に栗東へ再入厩。その後は坂路で追い切りを積んでおり、1週前追い切りとなる11月8日の坂路では4F53.9秒をマークして、11月1日の追い切りよりも時計が速く追われるごとに良くなっている。

【11月19日(日) 京都芝2000m】

◆アドマイヤテラ(牡、父レイデオロ、母アドマイヤミヤビ、栗東・友道康夫厩舎)

 母は同厩舎で管理され、2017年クイーンCを優勝。オークスでも3着というGI実績を残した。本馬が三番仔となるが「きょうだいの中では一番バランスがいいですね。気性が激しいのも一番かも知れません」と友道康夫調教師。

 その気性面が出たかなというのが、CWでの1週前追い切り。新馬と2歳未勝利との併せ馬を一番後ろから追走したが、手応えよく前との差を詰めていったと思ったら、ゴール前での伸びはひと息。結果的に2馬身ほど遅れてしまった。ラップ的にはラスト1F11.6秒で動いていないわけではないし、見た目にはもっと伸びそうな余裕もある。「追い切りでも気を抜くところがある」というような気性もあるようなので、実戦でしっかり追われるとまた違ってくるだろう。レースでの鞍上はR.ムーア騎手が予定されている。

(取材・文:井内利彰)