(株)友駿ホースクラブが京都2歳ステークス(2歳・GIII・芝2000m)のプレリュードシチー(牡2、栗東・高橋義忠厩舎)で、10年ぶりのJRA重賞制覇を狙う。

 友駿ホースクラブは68年に日本最初の会員制愛馬会法人として開業した老舗中の老舗。これまでに86年の阪神3歳S覇者のゴールドシチー、03年のジャパンCと04年の宝塚記念を制したタップダンスシチー、ダートでGIとJpn1を9勝したエスポワールシチーなど、幾多の名馬を送り出してきた。しかし、近年は成績が下降気味で、20年以降は1桁の勝利数にとどまっている。

 そんな中で現れた待望の大物候補がプレリュードシチーだ。父ハービンジャー、母ソムニアシチー、母の父メイショウサムソンの血統。母系には4代続いて「シチー」の所有馬が並んでいて、クラブゆかりの血統といえる。10月の新馬(京都芝2000m)はオールナットの2着だったが、続く未勝利(東京芝2000m)は中団前から抜け出し、1馬身1/4の着差以上の完勝だった。それでいて当時はまだ幾らか余裕残しの体つき。血統面も含めて、伸びシロは十分にある。

 ここで勝てば、クラブにとって13年マーチSのグランドシチー以来、10年ぶりのJRA重賞制覇。穴党を、そして何より出資者を喜ばせる走りを期待したい。