◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬

【ジャッジアンジェルーチ】

 アメリカでG1を3勝し、サンアントニオH(米G1・ダ9ハロン)では、前年の米年度代表馬ファーディナンドをくだして優勝しました。父はボールドルーラー系のオネストプレジャー、母の父はノーザンテーストと同じヴィクトリアパークという血統です。

 社台ファームが輸入し、1989年から社台スタリオンステーションで種付けを開始。同期のトニービンと二枚看板で1992年の産駒デビューを迎えましたが、産駒成績はトニービンに遠く及ばず、JRAの平地重賞勝ち馬を出せないまま、1998年に死亡しました。

 当時は失敗種牡馬の代名詞ともなっていましたが、ブルードメアサイアーとしてエガオヲミセテとオレハマッテルゼの姉弟、地方競馬の雄アジュディミツオー、ダートでGI級競走を2勝したグレープブランデーなどを出しました。そして、2年連続年度代表馬に選出されたキタサンブラックの母母父となり、同馬は2023年の世界最強馬イクイノックスの父となりました。現代の日本血統における重要なピースとなっています。

◆血統に関する疑問にズバリ回答!

「種牡馬の種付け料が二極化 今後はどうなっていく?」

 社台スタリオンステーションが2024年の種付け料を発表しました。キタサンブラックが2000万、エピファネイア、コントレイル、スワーヴリチャードが1500万円、キズナ、ロードカナロアが1200万円と、高額種牡馬が並んでいます。イクイノックスが種牡馬入りすれば、1500万以下ということはないでしょう。

 高額であるがゆえ、資金力のない牧場が種付けしたいと思っても、簡単には決断できません。その一方で、社台グループや、日高胆振のトップクラスの牧場は、どんどん付けていきます。付けられる牧場と、付けられない牧場との間には、力の開きが生まれるでしょう。

 高額種牡馬と、リーズナブルな価格で付けられる種牡馬との二極化は、牧場間の格差を拡げるきっかけになると思います。



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