快進撃を続けるスワーヴリチャード産駒が、GIの舞台でも輝くか。阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)にはコラソンビート(牝2、美浦・加藤士津八厩舎)とスウィープフィート(牝2、栗東・庄野靖志厩舎)がエントリー。新種牡馬の産駒が阪神JFを勝てば、17年のオルフェーヴル産駒ラッキーライラック以来で6年ぶりとなる。

 エース格はコラソンビートだ。母ルシェルドールは未勝利だが、祖母マイネヒメルはJRAで4勝。その半妹には昨年の香港ヴァーズなど重賞4勝のウインマリリン、同じく半弟には14年ラジオNIKKEI賞を制したウインマーレライがいる血統となる。ここまで4戦3勝。超ハイレベルだったデビュー戦はボンドガール、チェルヴィニアに完敗の3着だったが、そこから未勝利、ダリア賞と快勝。さらには重賞初挑戦となった前走の京王杯2歳Sを2歳コースレコードで制し、一気にクラシック候補へと浮上した。逃げて良し、差して良しの自在性は大きな武器。未勝利をマイルで勝っているので、距離延長も問題ない。ここで人気のボンドガールにはデビュー戦で0秒6差を付けられたが、その差がどこまで詰まっているか、あるいは逆転まであるのかが焦点となる。

 もう1頭のスウィープフィートは抽選対象だが侮れない。前走の白菊賞はスローペースが堪え、逃げたプシプシーナにクビ差届かずの2着だったが、上がり3Fはメンバー中断トツの33秒1。まさに負けて強しといえる内容だった。祖母が名牝スイープトウショウだから、血統的なポテンシャルも文句なし。JRA・GI初騎乗となる永島まなみ騎手の手綱捌きにも期待したい。

 2歳女王決定戦の舞台は阪神。距離こそ違うが、スワーヴリチャードが18年大阪杯でGI初制覇を果たしたコースでもある。あれから5年、今度は娘が主役の座を射止めることができるか、注目したい。