条件クラスを連勝中のエンペラーワケア(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が、根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)で重賞初制覇を狙う。

 エンペラーワケアは父ロードカナロア、母カラズマッチポイント、母の父Curlinの血統。21年のセレクトセール1歳で3000万円(税抜)で取引された。ここまで6戦4勝。デビュー戦は芝1600mで5着に敗れたが、ダートに転じて以降、5戦4勝、2着1回の快進撃。敗れた一戦にしても、超ハイペースで逃げての2着だから負けて強し。全く底を見せていない。

 一方でエンペラーワケアには逆風のデータもある。根岸Sが87年に重賞に昇格して以降、前走が条件戦だった馬は56頭が参戦して[4-4-7-41]の勝率7%、複勝率27%。一見すると悪くない数字に思えるが、勝ったのは01年のノボトゥルーが最後。その後は20頭で10年サマーウインドの2着が唯一の連対だから、重賞の壁に跳ね返されるケースが目立つ。

 エンペラーワケアにとっては今後を左右する大事な一戦。前走条件クラス組として、23年ぶりの覇者となれるか。その暁にはGIの舞台がハッキリと見えてくる。

【前走条件戦から根岸Sを制した馬】
・87年グレースシラオキ(6番人気)…前走900万下・1着
・90年エーコートランス(1番人気)…前走1500万下・1着
・99年セレクトグリーン(3番人気)…前走1600万下・1着
・01年ノボトゥルー(8番人気)…前走1600万下・1着