【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬

【フレンチデピュティ】

 息子のクロフネが外国産馬として活躍したことを受け、ノーザンファームがアメリカで獲得に動き、社台スタリオンステーションに導入しました。初年度産駒は04年の2歳戦で22勝を挙げ、JRAファーストシーズンサイアーチャンピオンの座につきました。総合種牡馬ランキングでは07年に自己最高の6位となり、10位以内に計3回入っています。

 アメリカ血統らしいパワーに恵まれ、産駒の勝ち星の約3分の2はダートでしたが、レジネッタ(桜花賞)、エイシンデピュティ(宝塚記念)、アドマイヤジュピタ(天皇賞(春))、ピンクカメオ(NHKマイルC)など芝向きの大物も出ています。

 デピュティミニスター系はブルードメアサイアーとして優秀、という特長がありますが、フレンチデピュティもその例に漏れず、13年から10年連続で10位以内に入り、16年から3年連続で2位となっています。サンデーサイレンス系の受け皿として重宝され、この組み合わせは成功を収めました。サンデー系は柔らかな芝血統で、総じて気性が激しく、フレンチデピュティはやや硬めで、おっとりしている、という対照的な血であったことが良かったのでしょう。

◆血統に関する疑問にズバリ回答!

「ダート1700mでオススメの血統は?」

 中央開催4場では行われず、ローカル競馬でのみ施行される条件です。具体的には、札幌、函館、福島、小倉の4場。平坦小回りで直線が短い、という共通点があるので、活躍する血統もおおよそ似ています。

 2014年以降、この距離で産駒が100走以上した77頭の種牡馬のなかで、連対率が20%を超えているものは、ヘニーヒューズ(21.9%)、ドレフォン(21.4%)、キングカメハメハ(20.2%)、ハーツクライ(20.2%)の4頭。

 現在開催中の冬の小倉ダ1700mに強い血統は、ハーツクライ、マクフィ、キングカメハメハです。



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