【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆知っておきたい! 血統表でよく見る名馬

【アリダー】

 1978年の米三冠でいずれもアファームドの2着。結果的に三冠馬の引き立て役に終わりましたが、G1を6勝した実力と、名牝アワミムズの半弟という良血がモノをいい、種牡馬として大成功。1990年に北米チャンピオンサイアーの座につきました。

 産駒に米年度代表馬アリシーバとクリミナルタイプ、サンデーサイレンスのライバルとして知られるイージーゴーアーなど多数。日本でもリンドシェーバーが朝日杯3歳S(現朝日杯FS)をレコード勝ちしました。

 配合によって芝・ダートどちらに向いた産駒も出し、瞬発力よりも持続力に強みがあります。ジェンティルドンナ、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド、ミッキーアイル、ラッキーライラック、コパノリッキー、ゴールドアクター、アエロリットなど多くの名馬の血に含まれています。ちなみに、アリダーの全兄ホープフリーオンは、アリダーが競走馬としてデビューする前から日本で種牡馬として供用され、中山ダート1800mのレコードホルダー・キヨヒダカなど数頭の重賞勝ち馬を出しました。

◆血統に関する疑問にズバリ回答!

「ダート短距離で買うべき種牡馬は?」

 リアルスティールは芝・ダート兼用種牡馬で、先日、サウジダービー(G3・ダ1600m)をフォーエバーヤングが制覇しました。芝でもレーベンスティールとオールパルフェが重賞を勝っています。距離適性は幅広く、ほとんどオールマイティといえる成績ですが、ダートは短めの距離で優れた成績を挙げており、ダ1000〜1200mでは69戦21連対(連対率30.4%)と抜群の成績です。単勝回収率139%、複勝回収率160%と回収率も抜群です。

 ディープインパクト系で、自身は芝中距離タイプだったので、ダート短距離のイメージは湧きづらいのですが、それだけに人気になりづらいところがあるのかもしれません。ベタ買いしても長期的にはプラスになるという結果が出ています。



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