ダノンファンタジーの半弟スティンガーグラス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が、スプリングステークス(3歳牡牝・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 スティンガーグラスは父キズナ、母ライフフォーセール、母の父Not For Saleという血統。母はアルゼンチンでG1を2勝した名牝。半姉のダノンファンタジーは18年の阪神JFを制するなど、重賞6勝を挙げた活躍馬だ。

 今年1月の新馬戦(中山芝2000m)でデビュー。先団後方でレースを進め、直線に向くとギアチェンジ。前を行くアンゴラブラックを目標に、メンバー中上がり3F最速の脚できっちり捕らえての快勝だった。その後は放牧を挟み、ここ目標に調整。自己条件を使わず、あえてトライアル一発勝負を選択した。

 超えるべき壁は厚い。86年以降に限ると、スプリングSにキャリア1戦の馬は8頭が挑み、10年スティルゴールドの7着が最高着順。勝てば当然のこと、優先出走権獲得でも偉業だ。名門が送り出す良血馬の走りに注目しよう。