30日(土)の夜は日本馬が大挙参戦するドバイワールドカップデー。しかしながら、ドバイがどこにあるのか、どんなところなのか、知らないファンもいるのではないか。そこで今回はドバイという街、そして競馬について紹介したい。

 ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)の中心都市。ただし首都ではない(首都はアブダビ)。中東の商業や観光業、金融の中心都市として知られる。多くの高層ビルが建ち並び、中でも街の中心部にそびえる「ブルジュ・ハリファ」は828mを誇る“世界一高いビル”として有名だ。そんなドバイの中心部から約10キロ離れたところにドバイWCデーの舞台となるメイダン競馬場がある。

 96年に当時アラブ首長国連邦の皇太子だったシェイク・モハメド氏によりドバイWCが創設されて以降、競走体系は変革を続けている。レース数は徐々に増加。当初はナドアルシバ競馬場が舞台だったが、10年からメイダン競馬場へ移った。昨年のドバイWCデーには6つの国際G1(うち1競走はアラブG1)を含む9つの重賞が行われている。現在では、さまざまな国と地域から有力馬が集結。世界のレースカレンダーにおいて、極めて重要な立ち位置となっている。

 イスラム教では賭け事は禁止されているので、ドバイにおける競馬はあくまで“スポーツ”という位置づけ。高額な賞金はモハメド殿下を始めとする王族が出している。一方で、他国がドバイのレースの馬券を販売することには寛容。これはレーシングライツ(馬券を販売する権利)がドバイの収入になるからだ。

 今年も日本では、馬券発売が行われる。ドバイゴールデンシャヒーン、ドバイターフ、ドバイシーマクラシック、ドバイワールドカップの計4競走。日本のファンは予想も楽しみつつ、深夜の熱戦に声援を送ってほしい。