春のスプリント王決定戦だが、過去10年間で1番人気馬は[1-1-2-6]と苦戦傾向。舞台となる中京競馬場芝1200m戦はスタートしてすぐ100mほどの上り坂のあとは4角までは下り坂。そのため逃げ、先行馬にとっては息を入れにくいコース形態になっている。最後の直線は約400m。最後の240mは平坦コースだが、直線の入り口には高低差2.0mの急坂が設けられており、タフなコースだ。季節柄、馬場状態に恵まれないことも多く、過去10年間、良馬場で行われたのは3回のみ。重馬場の巧拙もチェックしたい。

 ◎ルガルは、シルクロードS優勝馬。昨年11月の京阪杯は1番人気2着だった。初勝利を挙げるまでの4戦はダート競馬を使われていたが、芝の短距離を使われるようになって一気に頭角を現してきた。500kgを超える雄大な馬格から繰り出すスピードを武器に橘Sを5馬身差で勝ち、前走のシルクロードSはプラス10kgの馬体重、57.5kgのハンデを背負って、離れた2番手追走から早め先頭で後続を突き放した。まだゲートに全幅の信頼を寄せることはできないが、底を見せていない魅力もたっぷりだ。

 〇ナムラクレアは昨年の2着馬。現役を代表するトップスプリンターだが、昨秋のスプリンターズSは1番枠で痛恨の出遅れ。次々と外からかぶされ、結果ポジショニングが悪くなり、外から追い込んだものの勝ち馬から0.2秒差3着だった。馬場を問わないのは最大の強みか。前走の京都牝馬Sは追い込み届かず2着だったが、スプリンターズS以来の実戦で、馬体重10kg増。いまだ勝ち星がない1400mだったことを考えれば悲観することはない。芝1200mは[5-1-2-1]。軸はこちらかもしれない。

 ▲マッドクールはスプリンターズS2着馬。重賞初挑戦となった昨年のシルクロードSは逃げて3着。当時、先着を許したのはナムラクレアとファストフォースだったのだから立派だ。デビュー前に軽度の骨折を経験し、大事に使われているためキャリアは少ないものの、国内で大きく崩れたのは不可解な敗戦を喫した昨年のCBC賞のみ。ここは、海外遠征帰りの初戦となるが、じっくりと間隔を空けて調整されており能力を発揮できる状態だと判断した。

 △トウシンマカオは京阪杯連覇、そしてオーシャンS優勝馬。芝1200mは[4-0-2-3]。馬券圏内から外れた3度は2度の4着と、不良馬場で全く動けなかった昨年の高松宮記念のみ。雪辱を期している。

 昨秋のスプリンターズSの覇者△ママコチャと、一昨年のスプリンターズS2着△ウインマーベル。最後に、前走のオーシャンSでは不本意なポジションになりながらもしぶとく伸びた△ビッグシーザーまで抑えておきたい。