住設機器の交換工事をECで展開する交換できるくんは2020年12月23日、東証マザーズに上場した。住設ECを普遍化し、さらなる基盤作りに注力していくという。

同社の強みは、20年前から、個人向けに住設機器の販売と工事をセットしたウェブ完結型の取り組みにある。

一般的な住設機器類の販売や工事の場合、現場の事前調査が通例だったが、同社は現場へ足を運ばなくてもウェブで、現場の状況把握から見積もり、決済まで完結する仕組みを構築。「顧客に対しても、常にウェブ上でできることを言い続けてきた」(栗原将社長)と言う。上場したことで、「ネットで住設を依頼する不安の解消にもつながり、住設ECが普遍化する一つのきっかけにもなるのでは」(同)と話している。

2020年3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた中でも、ウェブ完結型の取り組みが奏功し、業績に大きな影響はなかったとしている。


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ウェブ完結型の仕組みを作るために、自社ECサイトの運用と改善に特化してきた。「当社は住設機器の販売店ではない。交換工事もセットで実施しているため、自社サイトを強化し続けることが不可欠」(同)としている。

ウェブ上の販促は広告費用などを極力抑え、サイトの改善やSEOなどの自然検索による流入を増やす取り組みを行っている。顧客の声を細かくサイト上で紹介して、顧客の立場に立ったサイト作りを目指している。

上場後の取り組みについて、栗原将社長は「ネットで交換工事ができるという認知の拡大が最優先」とし、従来の交換工事を徹底していく方針を示す。その上で、「住設業界は約3兆円近い市場規模があるが、ECが占める割合は全体のごく少数。住設のEC化はまだまだ進むし、伸ばせる市場だ」と強調し、「住設のECとして認知されているが、当社は違う。ECを通して住設を販売する会社であり、そもそも当社は、ネットが強い会社だ」(同)と話す。EC事業者として、栗原社長自身もSEOを得意とする。上場を機に会社全体の士気が上がっているとし、成長を加速させていく構えだ。


「交換できるくん」
https://www.sunrefre.jp/