酒類関連備品の通販や企業の販促プロモーションを展開するサントリーマーケティング&コマースは2020年12月、飲食店の商品に特化したECモール「イエトソト」を開設した。

新型コロナウイルスの影響で苦境にあえぐ飲食店の販路拡大を支援。通販を利用した顧客を最終的に店舗へ誘導していくことも目的の一つとしている。

「イエトソト」は、外食する楽しさを自宅でも味わってもらうことをコンセプトにしている。目標出店数は100店舗で、掲載数1000品を目指す。現在は月に5~10店舗のペースで出店が進んでおり、「毎日多くの飲食店から問い合わせがきている」(市場開発本部・営業1グループ山辺英治部長)。

サイトの特徴の一つに、品ぞろえの豊富さを挙げており、店舗に商品掲載数の制約は設けていない。

出店条件も特に設けていない。同社が提供するアルコール飲料の使用有無も関係ないとし、ネットの販路を拡大したい事業者の支援を優先している。「ECで物を売りたいといっても、お店側では分からないことが多い。そこから支援しているため、多少の時間がかかる」(市場開発本部・企画開発グループ通販企画グループ谷内一樹課長)と話す。


特集ページで、実店舗の良さも訴求

今回、新たに開始したECモール以外に、同社は飲食店や酒類販売店を支援する通販事業を展開している。店舗の食材や飲料の在庫、受発注を管理する「NDCシステム」によって、ECモールに出店した飲食店は、管理画面だけで販売データを連携できる。「出店者が商品にだけ注力できる環境にして、他は当社が支援する形にしている」(谷内課長)。

現在は、出店依頼が多数寄せられており、対応が追い付いていないという。リソース不足が直近の課題だとしている。

モールを開設して間もないが、出店者の売り上げは着実に伸長している。他のモールに出店するより売り上げが上がっている事業者もあるという。「出店者を増やしつつ、モールの認知も広げていく」(山辺部長)と意気込む。


「イエトソト」
https://ietosoto.jp/