こんにちは。私、売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO 加藤公一レオが執筆するこの連載では、ネットマーケティングに関するキレイゴトは一切語らず、ズバリ「どうやったらネットで商品を売れるか、どうやったらネット通販(D2C)で売上と利益を上げられるか」に特化して、実践的なノウハウだけをお伝えしていきたい。

第1回・第2回と、単品通販(D2C)のビジネスモデルについてお話してきたので、ここからは広告の費用対効果を上げるための実践的なテクニックをお伝えしていく。

今回のテーマは、「ネット広告のコンバージョン率を上げる”最強”の申込フロー」。ズバリ、今からお伝えする2つのノウハウの両方を実践すると、コンバージョン率が「最大8.0倍」も上がる!


■「負け組通販(D2C)」は広告から「本サイト」に誘導して大失敗

単品通販(D2C)でネット広告をやる場合、絶対にやってはいけないのが、広告から「本サイト」に誘導することである。

なかでも最悪なのが、ネット広告から本サイトのトップページに誘導しているケースだ。お客さまは、広告の商品に興味を持ってクリックしたのに、サイトのトップページから該当の商品を探さなければならなくなる。これではコンバージョンはほぼゼロだ。



 
ネット広告から本サイトの商品ページに誘導して、失敗している通販(D2C)会社もいまだに多い。百歩譲って本サイトのトップページに誘導するよりはまだマシだが、決して良いとは言えない。

「本サイトに誘導したら、あわよくば本サイトに掲載している他の商品も買ってくれるかも」と期待するかもしれない。ただ、「商品A」で広告を打った場合、99%のお客さまはその「商品A」しか買わない。本サイトは他のページに遷移できてしまうため、さまざまな選択肢を与えられたお客さまは迷ってしまい、何も申込まないまま離脱してしまうのである…。

そもそも、本サイトというのは、SEO対策やリピーターを意識した構造になっているため、たいてい”カタログ形式”だ。商品名と商品画像があって、淡々とした商品説明があって、カートボタンがあるだけ。ネット広告から瞬発的に誘導されたお客さまは、そんなサイトからは絶対に申込みをしないのである。
 

■ネット広告からの誘導先は必ず「広告専用ランディングページ」にする

 ズバリ言う。ネット広告からの誘導先は、独立した「広告専用ランディングページ」にするべきだ!!

「広告専用ランディングページ」とは、言ってみればオンライン版の”チラシ”である。「商品A」なら「商品A」を売ることのみに集中した縦長のページで、商品価格の何倍もの情報価値を提供することにより、瞬発力と勢いで申込ませる”攻めのセールスレター型”になっているのだ。


 
オフラインの世界でも、商品カタログをそのまま”チラシ”にするアホはいない。そんな”チラシ”では売れないからだ。それと同じで、ネット広告からの誘導先は必ず商品ごとに独立した広告専用ランディングページにしよう。

これまでの実績では、広告専用ランディングページにすると、本サイトの商品ページに比べコンバージョン率が、「約1.9〜3.2倍」上がっている!

もちろん、広告専用ランディングページからは他の商品ページに一切遷移できないようにして、お客さまに余計な選択肢を与えないようにすることが大事である。
 

■「負け組通販(D2C)」はランディングページを「カートシステム」につなげて大失敗

ネット広告からの誘導先は必ず広告専用ランディングページにすべきだが、ランディングページさえ作ればいいというわけではない。

というのも、9割以上の「負け組通販(D2C)」は、せっかく作った広告専用ランディングページを、「カートシステム」につなげて大失敗しているからだ。

そもそもカートシステムというのは、1990年代に開発された本サイト向けのシステムである。「カート(かご)」という名前の通り、本サイトに掲載されている複数の商品をかごに入れて、レジでまとめて精算するためのシステムなのだ。

ちょっと考えてみてほしいのだが、広告専用ランディングページで訴求する商品はひとつである。訴求する商品はひとつしかないのに、複数の商品をかごに入れてまとめて精算するためのカートシステムにつなげるなんて、論理が破綻していないだろうか?

ぶっちゃけて言うと、広告専用ランディングページとカートシステムの相性は最悪だ!その理由は、カートシステムの画面遷移数にある。

日本の一般的なカートシステムは、申込ボタンを押してから申込完了画面に至るまでに 平均8つもの画面遷移がある。



画面が遷移するごとにお客さまがどんどん離脱し、最終的に30%の人しか申込完了画面にたどり着かない。おそろしいことに、申込ボタンを押したお客さまのうち、70%もの人が途中で離脱しているのだ。


■広告専用ランディングページは”申込フォーム一体型”にせよ

単品通販(D2C)の世界では、申込完了までの画面遷移を極力少なくすることが基本中の基本である!

カート内でお客さまがどんどん離脱する「かご落ち」と呼ばれる現象は、広告専用ランディングページを”申込フォーム一体型”にすることで解決できる。

「申込フォーム一体型ランディングページ」とは、広告専用ランディングページの下部に申込フォームが埋め込まれたランディングページのことである。

他のページに遷移することなく広告専用ランディングページ上で直接申込フォームに個人情報を入力することができ、入力が完了したら、あとは申込確認画面と申込完了画面があるだけというシンプルな構造になっている。



広告専用ランディングページを”申込フォーム一体型”にして画面遷移を少なくするだけで、コンバージョン率は、「約1.5〜2.5倍」に上がる!ネット広告からコンバージョンさせるのにカートシステムなんか必要ないのである。 

今回紹介したノウハウをまとめると、「商品ごとに独立した広告専用ランディングページを制作する」「広告専用ランディングページを”申込フォーム一体型”にする」という2つのノウハウの両方を実践すると、本サイトをカートシステムにつなげたときと比べ、ネット広告のコンバージョン率は「最大8.0倍」も上がる!!

売り上げ100億円を超えている「勝ち組通販(D2C)」は、ほとんどが申込フォーム一体型ランディングページでネット広告のコンバージョン率を最大化している。

皆さんも、ネット広告から申込フォーム一体型ランディングページに誘導するという”最強”の申込フローにすることで、劇的なコンバージョン率アップを実現してほしい。


※「申込フォーム一体型」は特許庁商標登録済み商標です。※登録商標第6041909号
※「申込フォーム一体型ランディングページ」は特許庁商標登録済み商標です。※登録商標第6041910号

 

【売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO 加藤公一レオ プロフィール】



1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、米国・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Havas Worldwide Tokyo、株式会社ADKホールディングスにて、一貫してネットビジネスを軸としたダイレクトマーケティングに従事し、担当した全てのクライアントのネット広告を大成功させる。その実践経験とノウハウをもとに、ネット広告のレスポンスを確実にアップさせてしまうため、クライアント企業から『レスポンスの魔術師』との異名をとる。

「やずやベストパートナー賞」受賞。「Webクリエーション・アウォード Web人貢献賞」受賞。「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー ジャパン九州地区」受賞。広告・マーケティング業界のオリンピック「アドテック」で3年連続人気スピーカー1位。「全日本DM大賞最終審査員」や「米国 International ECHO Awards審査員」、「九州インターネット広告協会の初代会長」も務めた。

著書に「単品通販”売れる”インターネット広告」(日本文芸社)、「100%確実に売上がアップする最強の仕組み」(ダイヤモンド社)、「伝説のEC猫レオレオ 売れるネットショップ繁盛記」(impress Digital Books)。単品通販(D2C)のネット広告の費用対効果を最大化するクラウドサービス「売れるネット広告つくーる」を監修。