デジタルガレージの子会社で、決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーは5月25日、CUICIN(クイッキン)が展開する宿泊施設向けスマートオペレーションサービス「aiPass(アイパス)」に、クレジットカード決済サービスと共通ID機能「PayNowID(ペイナウアイディー)」の提供を開始した。非対面・非接触を実現するキャッシュレス決済の提供を通じ、宿泊施設のチェックイン業務のDX化を支援する。

「aiPass」は、非接触型のスマートチェックイン機能をベースに、宿泊施設で必要とされる各種プラグイン機能をカスタマイズして利用できる宿泊施設向けのオペレーションシステム。今回提供を開始した「PayNowID」は、会員IDを複数サービスで共用可能な共有IDとして、カード情報を紐づけ管理する機能。これにより「aiPass」を利用する宿泊者は、初回登録以降カード情報を入力することなく簡単に支払いができる(ワンクリック決済)。チェックアウト時に滞在中の支払いをまとめて精算できるほか、多店舗展開する宿泊施設などでは、登録済みの会員IDを用いて複数店舗を横断して利用可能となる。

宿泊者自身のスマートフォンを利用して、チェックインから支払い、チェックアウトまでを非対面・非接触、かつスムーズに行うことができるため、宿泊施設はフロント業務の効率化が期待できる。また、予約システムなどの改修も不要で利用でき、自動精算機の導入や運用にかかるコスト削減が可能としている。

CUICINは、デジタルガレージが運営するグローバル展開を志す起業家の支援プログラム「Open Network Lab第20期」(2020年1月〜2020年4月)に参加しており、デジタルガレージグループはCUICINに対し、今回の決済サービスの提供も含め、さまざまなソリューションの提供や支援を行っていくとしている。また、CUICINでは、「Making trip better for everyone.」をミッションに、今後も「aiPass」の機能拡充や、予約販売システム、ポイントプログラムなど、協業パートナーとの提携を強化し「価値ある旅行体験」を提供していくとしている。

コロナ禍による消費スタイルの変化や新常態に対応したビジネスモデルを模索する事業者を中心に、DX推進への取組みが加速するなか、DGフィナンシャルテクノロジーは「aiPass」などのスマートチェックインサービスをはじめとした、さまざまなデジタルプラットフォーマーへ決済ソリューションを提供することで、キャッシュレスの側面から事業者におけるDX化を支援する考えを示した。

デジタルガレージでは、決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」を進めており、グループ戦略を牽引、加速すべく、DGフィナンシャルテクノロジーは2021年4月に、旧社名のベリトランスから商号変更を行った。グループ戦略の核として、強固な決済基盤とグループが有する豊富な事業・サービスを組み合わせたさまざまな決済サービスの創出や、次世代のサービス開発を目指すとしている。