本紙はこのほど、有力なEC事業者に対して、「求める人材を」をテーマにアンケート調査を行った。人材採用で最も重視するポイントを聞いたところ、「成長志向・向上心」を挙げる声が最も多かった。「『創造的思考力』『問題解決力』『調整能力』など、新たなチャレンジを生み出す素質を備えた人材を求める」(タンスのゲン)など、といった声が聞かれた。面接で不合格にする人材としては、「学生時代の経験を自分の言葉で伝えることができない」「『運が悪い』と即答する」といった多様な回答が寄せられた。

【「有力EC事業者に聞く!採用したい人材のポイント」一覧表入りの記事はこちら】


「共感」「顧客視点」も複数

本紙がこのほど行ったアンケート調査では、有力なEC事業者を対象に、主に新卒・第二新卒におけるEC人材の採用について聞いた。「採用で最も重視するポイント」「最も採用したくない人材のポイント」「エントリーシート・履歴書・面接で重視するポイント」「新卒入社3年後の離職率」――などについて質問した。1000億円規模の大手企業から、ECの年商が50億円程度の中堅企業まで計12社から回答があった。EC事業限定の人材採用を行っていない場合は、会社全体の採用方針を聞いた。

「人材採用で重視するポイント」の回答として最も多かったのが、「成長志向・向上心」で12社中5社が挙げた。「お客さまを起点に高い目標にコミットし、チーム一丸となってファン作りに挑戦できる人」(エクスプライス)、「グローバルで急成長している外資系スタートアップで力を発揮したい人」(アンカー・ジャパン)などを求める声が聞かれた。

採用したい人材の傾向として、「会社の理念に共感できる」「顧客視点がある」という点を挙げる企業も複数あった。


「感謝がない」人はNG

「採用したくない人材のポイント」として多くの企業が挙げたのは、「向上心がない」「思いやりがない」の2点だった。

「(面接で)こんな人は不合格にする」という具体的な事例についても回答してもらった。「論理的思考力が不足していたり、協調性が低いと判断された場合」(アンカー・ジャパン)「学生時代の経験を自分の言葉で伝えることができない人」(オイシックス・ラ・大地)といった声が寄せられた。

「感謝がない。『運が悪い』と即答する。時間にルーズ」(愛しとーと)といった人は不合格にするという企業もあった。「即不合格」の条件として「自分の自慢話ばかりをする人」(大都)「不愛想であいさつがない。自分本位」(ヨドバシカメラ)を挙げる企業もあった。