マーケティングDXを支援するKIYONOは5月26日、広告出稿企業及びインターネット広告代理店向けに、次世代型広告運用基盤の構築をワンストップでフルサポートするサービス「ビスケット・パッケージ」をリリースした。クッキーレス時代において、インターネット広告経由の売上を落とすことなく、広告出稿できる基盤構築を支援する。

KIYONOがリリースした「ビスケット・パッケージ」は、VBB広告基盤の為のGA4・BigQuery・拡張コンバージョン・ノーコードオーディエンス連携ツールの導入など、クッキーレス時代に備えたマーケティングDXにフル対応するサービス。Google Chromeの3rdPartyクッキーの廃止や、現行のGoogle Analytics(ユニバーサルアナリティクス)のサポート終了などに伴う課題を解決するためのソリューションを提供する。

ユニバーサルアナリティクス終了への対応においては、GoogleAnalytics4への切替え対応のみならず、Google Tag Manegerの設定や計測イベントの設定、ダッシュボードの設計から運用保守までを一気通貫でサポート。14ヶ月の保存期間への対応のため、Bigqueryへのデータ出力の対応も実施する。Cookieレスに対するトラッキング漏れについては、Googleが推奨する拡張コンバージョンに対応したLPの改修、及びタグの設定により対応する。

Cookieレスに対する広告効果向上の対応においては、同社のサービス「MAGNET for Ads」の導入を支援。各種データを統合し、VBB用のセグメント抽出と媒体連携をSQLを書くことなくノーコードでシームレスに連携する。パッケージの内容は、顧客の状況に応じて柔軟な対応が可能としており、これらのサービスを導入することにより、クッキーレス時代においてもインターネット広告経由の売上を落とすことなく、広告出稿する基盤を構築できる。


▲サービスイメージ

同パッケージ及び「MAGNET for Ads」は、広告出稿企業に加え、全てのインターネット広告代理店を対象としたサービスという特徴も備える。広告代理店がVBB型の広告運用を実施する場合、通常であれば自らプロダクトを開発するか、クライアントへ高額なツールの導入を提案する必要があったが、「MAGNET for Ads」に関しては、SQLの記述を必要とせずノーコードでの運用が可能となっており、インターネット広告代理店向けにオンボーディング支援も行っている。インターネット広告の過渡期に、運用支援中のクライアントへクッキーレスの対応を支援していきたいというインターネット広告代理店にも対応する。

2023年は、Google Chromeの3rdPartyクッキーの廃止や、現行のGoogle Analytics(ユニバーサルアナリティクス)のサポート終了などにより、広告主や広告代理店にとって激動の年となると考えられている。これにより広告効果の高いリマーケティングを活用した広告運用が不可能となり、広告を出稿する広告主は、インターネット広告経由での売上低下が予想されている。

これらの対策として挙げられているのが、これまでのコンバージョン情報を広告媒体へ自動連携し、オーディエンスを最適化させるCPA最適化型の広告運用から、より収益に近いコンバージョンポイントに遷移した情報を媒体側に連携し、収益性の高いオーディエンス最適化を実現させるVBB(Value Based Bidding)型の広告運用の実施だ。

具体的には、CPA最適化型の運用がECサイトで購買した全ての顧客情報の媒体連携であるのに対し、VBB型の広告運用はLTVの高い顧客情報をセグメント化し、媒体連携を行う。たとえばホワイトペーパーダウンロードであれば、CVした全顧客情報の自動連携がCPA最適化の広告運用なのに対し、CVのあとの通電やアポイント取得に至った価値の高いCV情報の媒体連携によるオーディエンス最適化がVBB型の広告運用にあたる。これにより、収益から起算した広告効果を最大化させた広告運用が可能になる

こうした広告手法は、価値及び広告効果の高い運用方法として現在注目されているが、その基盤を構築するには、Google Analytics4への切替えやサーバーサイドGTMの設定、データベースの構築、さらに高額なツール費用を支払う必要があった。こうした状況を受けKIYONOは、来るクッキーレス時代に備え、この状況を解決するソリューションとして「ビスケット・パッケージ」のリリースに至ったとしている。