楽天グループ(楽天)の2022年1-6月期(中間期)における国内EC流通総額は、前年同期比11.1%増の2兆5734億円だった。コマースカンパニープレジデントの武田和徳副社長は、「2,3年後にはEC利用者のシェアが10%超えるようなレベルを実現したい」と目標を語った。

「楽天市場」における2022年6月の月間流通総額はコロナ拡大前の2020年1月比で72.5%増加している。2022年4-6月期(純第2四半期)における楽天の国内平均月間アクティブユーザー数は3700万を突破した。

武田副社長は、「人々が外に出てきたらECの伸びも鈍化すると思っていたら、コロナ禍に作り上げた顧客基盤が強固で、ECの利便性を味わうことによって、当たり前に使うように変化してきた。その結果、購入回数・単価においてもプラスになっている」と話した。


▲武田和徳副社長がコマース事業の実績を説明

純第2四半期における「楽天市場」とグループECサービスのクロスユース(併用)が拡大している。クロスユースしているユーザー数は、「楽天トラベル」とが同56.4%増、「楽天西友ネットスーパー」とが同30.9%増、「楽天GORA」とが15.1%増、「楽天ビューティ」とが13.4%増、「Rakuten Fashion」とが同10.6%増だった。



楽天のファッション関連ジャンルの純第2四半期の流通総額は同8.6%増の2662億3600万円だと公表した。ファッションECモール「ZOZOTOWN」と比較し、流通総額は2.6倍超だという。

三木谷浩史社長は、「間もなく(四半期ベースの流通総額で)3000億円に到達する。規模だけでなく、高い成長率もキープしている。ファッション業界においても楽天のプレゼンスはどんどん上がってきている」と話す。



「楽天西友ネットスーパー」の流通総額は同14.6%増だった。関東の物流センター2拠点に加え、今年、大阪に拠点を設け、来年には関東に新設する。物流センター出荷の流通総額は同43.6%増になっている。



「楽天トラベル」の予約流通総額は、コロナ禍前の2019年4-6月期と比較して、14.0%増になっている。

武田副社長は、「トラベルの予約がコロナ禍にオフラインからオンラインにシフトしている。県民割の影響もあり、予約件数が増えている」と話す。

国内だけではなく海外の入国制限緩和を受けて、米国やアジア向けの海外ツアーを順次再開している。



「楽天市場」の出店者向け物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の契約店舗数は5000店舗を突破した。日本郵便の配送ネットワークにシームレスに物流センターが組み込まれたことで、配送ルートの効率化が可能となり、「配送リードタイムの短縮」と「配送コストの削減」を実現している。

 

「楽天市場」出店者向けの「送料込みライン」は、導入から2年半で93.3%の導入率を実現している。導入店舗の流通総額成長率は、未導入店舗より導入店舗が約17.3ポイント上回っている。