東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が11月17日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。インフルエンザのワクチンについて、また、年末に向けて気を付けることについて語った。

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インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時期に打っても構わない

飯田浩司アナウンサー)インフルエンザについても、やはりワクチンが大事ですか?

尾﨑)インフルエンザワクチンは毎年、皆さん打っていらっしゃると思いますが、今年(2022年)は特に打っていただきたいと思います。

飯田)新型コロナワクチンも接種が進んでいて、お子さんも打った方がいいという方向になってきています。インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの両方を、同時期に打っていいものなのですか?

尾﨑)インフルエンザと新型コロナのワクチンについては、同時に打ってもいいことになっています。他の予防接種については、「新型コロナワクチンの接種から2週間空ける」というのが1つの原則になっていますが、新型コロナとインフルエンザの場合は、同時に打っても構いません。

インフルエンザワクチンの効果は4〜5ヵ月

飯田)インフルエンザワクチンの効き目は、どのくらいの期間続くのですか?

尾﨑)4〜5ヵ月と言われています。11月ごろから(インフルの感染者が)出てくると、3月〜4月ぐらいまで流行します。遅くても11月後半ぐらいには打っていただくと、ワンシーズンはほぼ乗り切れると思います。

飯田)まさにこれからの時期。

尾﨑)11月中に両方打っていただくのがいいと思います。

新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー

インフルエンザへの対策は新型コロナの対策と同じ 〜飛沫感染が主

新行市佳アナウンサー)ワクチン接種以外にインフルエンザを防ぐ対策はありますか?

尾﨑)ほとんど新型コロナと一緒です。手洗い・うがい・マスク。あとは換気です。インフルエンザの場合は飛沫感染が主だと言われています。咳やくしゃみ、唾が飛ぶことが原因になってくるので、マスクがとても大事です。

飯田)マスクが大事。

尾﨑)新型コロナの場合は、「エアロゾル感染」や空気感染が多いです。もっと小さな粒子が空気中を漂い、漂っている間に感染することがあります。

飯田)新型コロナウイルスの場合は。

尾﨑)新型コロナの場合は、換気や空気を綺麗にするような装置、ウイルスを捕捉できるようなタイプのいわゆる清浄機ですね。こういったものの方が有効だと言われています。

年末の期間に気を付ける「3つのこと」

飯田)これから先、年末年始に向けて人が集まる機会が増えてきますが、気を付けることは何でしょうか?

尾﨑)勧めていることが3つあります。まずはインフルと新型コロナのワクチンを打つこと。2つ目は、忘年会のように大人数で会う場合には、抗原検査を必ず行い、体調がよくないときは絶対に参加しない。自己防衛とともに、他人にうつさないことが大切です。

飯田)大人数で会う場合は。

尾﨑)3つ目に、宴会場を選ぶときは換気がしっかりしているかを確認し、空気清浄機が置いてあるところを選ぶ。なるべく広い会場で、人数を少なめにすることが大事です。

飯田)広い会場を選ぶ。

尾﨑)小さな部屋で密に集まると、換気の状態は悪くなります。大きな会場で、少ない人数で、ワクチンを打ち、抗原検査をする。その上で楽しめば、感染はそれほど拡がらないと思います。