キャスターの辛坊治郎が9月12日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。厚生労働省の調査で、出産育児一時金が28都府県で不足していることが分かり、政府が2023年度から大幅に引き上げる方針を示したことについて、「全国一律の引き上げには疑問」と持論を展開した。

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厚生労働省が医療機関での出産にかかる標準的な費用を都道府県別に調べたところ、約6割にあたる28都府県で出産育児一時金を上回っていることが10日、分かった。一時金で足りない分は自己負担となるため、政府は来年度から支給額を大幅に引き上げる方針だ。

辛坊)調査結果を見ると、平均出産費用が最も高いのは東京都で55万3000円、最も低いのは佐賀県で35万2000円です。沖縄県も35万3000円、鳥取県も35万4000円で、ほぼ佐賀県並みの低さです。この結果からすると、東京都と佐賀県などでは約20万円の差があることになります。ただ、健康保険から出産育児一時金として42万円が全国一律で出ます。ですから、佐賀県などで出産すると7万円近い現金が手元に残るけれども、東京都で出産すると13万円強の持ち出しになってしまうということですね。

東京都にはどの病院で出産するかにかなりこだわる方がいるようで、いわゆる「セレブ」と呼ばれる人たちが行く病院は決まっているそうです。そうした病院は100万円くらいかかるそうですが、フランス料理のコースが食べられるらしいですよ。出産は病気ではありませんから、ご飯も基本的には普通に食べられます。「一生に何回もないお祝い事だから」と奮発される方もいるようです。

ただ、そうした特定の高額出産費用まで健康保険でカバーする必要があるかといえば、それは違うと思いますね。東京都の平均出産費用が高い理由は、そういう病院も含めて平均値をとっているからなのでしょう。

もちろん、日本はこのままだと人口減少によって国の存続が危うくなるわけで、子供を産んでもらわないとならないという事情もあります。それにしても、出産育児一時金を全国一律で大幅に引き上げるということが政策として適切なのかというと、私は疑問に思いますね。必要な出産費用をカバーするとか、地域ごとに区別するとか、方法はいろいろあると思いますよ。