【新華社フランクフルト12月30日】 ドイツの著名な自動車専門家、フェルディナンド・デューデンホッファー氏はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、国際協力は一貫して自動車産業発展のキーポイントであり、欧州と中国の自動車産業が協力を深めることで、産業発展に「黄金の道」を敷設すると述べた。
同氏は、欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に追加関税を課す決定に反対を表明している。その理由として、次の3点を挙げた。一つ目は、関税の適用により、中国でEVを製造するBMWやメルセデス・ベンツなどの欧州勢を含む、各国自動車メーカーの利益が損なわれる。二つ目は、EU自動車産業の電動化の先行きに影響が生じ、持続可能な経済モデルへの移行を目指す「欧州グリーディール」がつまづく可能性がある。三つ目は、EUの保護貿易主義が欧州と中国間の相互依存、相互利益・ウィンウィンの経済協力関係を損ない、企業と消費者の利益、公平な競争に基づく国際貿易環境を害する。
中国企業がもたらす競争は欧州自動車産業の発展に有益であり、欧州と中国の協力の深化にも資すると指摘。「中国経済は活気があり、発展速度が速く、中国自動車メーカーがもたらす競争は、欧州企業の活力を引き出す」と述べた。
欧州の全ての企業がその分野やセグメントで一流の技術や製品を擁するわけではなく、中国企業は欧州側に車載電池やソフトウエア、人工知能(AI)、自動運転などで技術支援を提供可能である。また欧州側も、中国企業にプラットフォーム性能の向上などで経験を共有できるとする。さらに「双方の企業は競争の中で異なる考え方や理念に触れ、それぞれの得意な分野から、より優れた全体を構成でき、セグメントでの協力の促進、合弁企業設立など、協力の可能性は多い」とコメントした。
同氏は中国は世界一の自動車市場であり、EVの発展を力強く推し進めていることに敬服すると表明。「中国は二酸化炭素(CO2)排出量の2030年までの減少転換、60年までの実質ゼロを目指している。EVへの転換は中国が約束を守る姿勢を示すものだ」と語った。
また、中国のEVは技術、品質とも非常に優れているとの見方を示した。ドイツ最大のロードサービス組織、全ドイツ自動車クラブ(ADAC)の報告書によると、中国車はEUの複数の安全性テストで優れたパフォーマンスを示しているほか、車載電池技術は成熟し、航続距離も適切で、製造品質は高いという。
同氏はさらに、「中国はEV分野で主導的な役目を果たし、大きな功績を残している。中国の存在なくして世界のEVの先行きは非常に暗いだろう」とし、「世界がEVへと移行する中、中国は重要な役割を発揮している」と強調した。


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