<エリザベス女王の誕生日を祝う盛大なパレードに、かわいい王室メンバーも駆け付けた。相次ぐテロや悲報で重苦しいムードが立ち込める中、異例の声明も発表>

エリザベス女王の91歳の誕生日を祝う式典が6月17日に開かれ、華やかな装いの英王室の面々が一堂に会した。会場となったバッキンガム宮殿には、女王の姿を見ようと集まった大勢の観光客などで大賑わいだった。

91st Queen's Birthday Amazing Day 2017 #queenelizabeth #happybirthday #England pic.twitter.com/iTAqZKlx7p— silverslavek (@slaveksilver) 2017年6月19日



エリザベス女王が誕生したのは1926年4月21日。古くから、イギリス国王の公式の誕生祝賀式典は好天が見込める6月に行われてきた。軍旗分列行進式(Trooping the colour)と呼ばれるこのパレードは、伝統的な衣装に身を包んだ兵士1400人、楽団400人、200頭の騎馬隊からなり、エリザベス女王はフィリップ殿下とともに登場した。フィリップ殿下は今年8月をもって、一切の公務から引退することを表明しており、公の場としては初めて、王室の重い正装ではなくモーニングコートにタイという姿だった。


We were lucky enough to see Queen Elizabeth and the rest of the Royals at the "Trooping the Colour" on Friday. pic.twitter.com/SKas2DPjQ7— Moreland's Class (@morelands_class) 2017年6月19日

(馬車に乗って登場した英王室メンバー)


ちなみに昨年は式典の最中に、近衛兵が暑さで倒れるというハプニングが起こった。テレグラフによれば、今年は少なくとも5人の兵士が手当を受けた。


#Kraliçe'nin doğum günü kutlamalarında 5 #asker bayıldı#QueenElizabeth https://t.co/fKWBT7K6zh— Londrali.com (@londralicom) 2017年6月19日

(近衛兵の服装に対し「暑すぎるのでは」という指摘は以前からあった)

【参考記事】エリザベス英女王が90歳に、祝賀行事開催される
【参考記事】エリザベス女王、最長在位の秘訣は食にあり(チョコは別腹)



今年の式典は滞りなく運んだ。ただ、まだ主役がいることを忘れてはいけない。ここでもジョージ王子とシャーロット王女に熱い視線が注がれた。2人は宮殿上空の戦闘機の祝賀飛行に夢中だったよう。



祝賀飛行を見つめるジョージ王子とシャーロット王女 Toby Melville-REUTERS

Kate Middleton divine, George and Charlotte VERY cute for the birthday of Queen Elizabeth https://t.co/nXTmQIyQmD pic.twitter.com/9sJ62qmeYv— Jan Valjan (@theqtimescom) 2017年6月19日



「英国の真価が問われている」

今年のエリザベス女王のスピーチは、歌手アリアナ・グランデのコンサート会場での自爆テロ、3月から相次いだテロ、14日に発生した高層マンション「グレンフェル・タワー」の火災を受けての異例の声明となった。一分間の黙とうも行われた。

Our crews are still working to bring the #GrenfellTower fire under control and are carrying out systematic searches https://t.co/0m5atGFFIU pic.twitter.com/D2M2eqaIu1— London Fire Brigade (@LondonFire) 2017年6月14日

(鎮火後のグレンフェル・タワー)


「今日は祝賀の日ですが、今年は国全体が非常に重苦しい雰囲気に包まれていています。このような悲劇に直面したすべての人へ国をあげてお悔やみを申し上げます。逆境に直面しながらも毅然とするのです、イギリスの真価が問われています。」

式典の前日、エリザベス女王はウィリアム王子とともに、グレンフェル・タワーの火災で家を失った人の避難所となっている「ウェストウェイ・スポーツセンター」を慰問。当時、救助に当たった消防士の対応を讃え、励ました。

エリザベス女王の異例の声明は多くのメディアで報じられた。91歳の高齢となりながらも、国民を思いやる女王の行動と言葉は逆境のイギリスに強く響いたようだ。

【参考記事】キャサリン妃妹ピッパのウェディング、でも主役は花嫁じゃなかった
【参考記事】英女王の体調不良で「次は誰?」のざわめき

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
ご登録(無料)はこちらから=>>

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部