<メラニアに取り入るドルチェ&ガッバーナをマイリー・サイラスが批判すると、100倍ぐらいの反論と報復が返ってきた>

多くの有名ファッションブランドが、ドナルド・トランプ米大統領の政策を嫌って妻メラニア夫人への衣装提供を拒否するなか、イタリア発祥のドルチェ&ガッバーナ(D&G)はファーストレディーの忠実なサポーターとして寄り添っている。メラニアの着こなしから、両者は恋人のようにお互いに夢中のようにさえ見える。5月にイタリアで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議中、メラニアの洋服で特に目を引いたのは、D&Gの鮮やかなシルクの花モチーフが散りばめられたジャケット(5万1000ドル)だった。

同ブランドのファウンダー兼デザイナー、ステファノ・ガッバーナは今年初めにメラニアへの衣装提供の意思を表明しただけでなく、彼女を「DGウーマン」と呼んでブランドの象徴のように扱っている。

Melania Trump #DGwoman thank you #madeinitaly stefanogabbanaさん(@stefanogabbana)がシェアした投稿 - 2017 1月 1 4:44午後 PST

(昨年の大晦日にD&Gのドレスを着用したメラニア)


だが、このメラニアびいきが気に入らない人もいる。歌手のマイリー・サイラスもその一人。6月17日に行われた2018年春夏ミラノ・メンズ・コレクションのD&Gのショーで、弟のブレイソン・サイラスがランウエイデビューを果たしたときのインスタグラムへの投稿で、弟への祝福の言葉の後にこう続けた。

「追伸 D&Gへ 私はあなた方の政治的な立場には反対だけど、若いアーティストに活躍の場を与えていることは支持します」

マイリー・サイラスがD&Gに噛みついた理由は不明だが、メラニアへ衣装を提供したり、同性愛カップルの養子縁組などに批判的な意見を発表していたことなどを英テレグラフ紙が指摘している。2人のデザイナーは、過去のインタビューで「家族と言えるものは、伝統的なものだけ」と述べており、これに激怒した歌手エルトン・ジョンがD&Gの不買運動を呼びかけるまでの騒動になった。

【参考記事】メラニアがファッションリーダーに? サウジアラビアでの華麗な着こなしをチェック
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D&Gがトランプ嫌いの「リベラル」に非難されのは、これが初めてではない。ステファノ・ガッバーナとドミニコ・ドルチェの両デザイナーは、ファッション業界のデザイナーたちのようにリベラルでないために長いこと批判の的になってきた。そして批判には黙っていない。すぐやり返す。マイリー・サイラスの投稿にも、ガッバーナはすぐに反論した。

#Repost @mileycyrus Noi siamo italiani e della politica non ci interessiamo di quella Americana ancora meno !!! Noi facciamo abiti e se tu pensi di fare politica con un post sei semplicemente un'ignorante. Non abbiamo bisogno dei tuoi post e dei tuoi commenti. La prossima volta ignoraci x favore!! #boycottdolcegabbana We are Italian and we don't care about politics and mostly neither about the American one! We make dresses and if you think about doing politics with a post it's simply ignorant. We don't need your posts or comments so next time please ignore us!! #boycottdolcegabbana stefanogabbanaさん(@stefanogabbana)がシェアした投稿 - 2017 6月 17 6:09午後 PDT

(ステファノ・ガッバーナはマイリー・サイラスの投稿を引用して反撃)


「僕らはイタリア人で、政治なんて興味はないし、アメリカ政治になんてもっと興味がない!ドレスを作るだけ。SNSに投稿して政治のことを僕らに伝えようとするのは、単なるバカだよ。あなたの投稿やコメントは必要ないので、次からは僕らを無視して」

D&Gは、胸元に大きく「#BOYCOTT DOLCE&GABBANA」のロゴがあしらわれたTシャツ(245ドル)まで作って販売している。

#boycottdolcegabbana online stefanogabbanaさん(@stefanogabbana)がシェアした投稿 - 2017 6月 11 3:39午前 PDT

(ボイコットTシャツ)


5月のトランプ外遊に同行したメラニアがD&Gの服を多く着ているのに対し、感謝のコメントをガッバーナが投稿したことが、トランプ嫌いの「リベラル」から反感を招いた。これ以降、「#BOYCOTT DOLCE&GABBANA」のハッシュタグが、SNSで多く使用されるようになっていた。ボイコットTシャツはこれを逆手に取ったデザイン。

@flotus #DGWoman #melaniatrump #TaorminaTHANK YOU #madeinitaly stefanogabbanaさん(@stefanogabbana)がシェアした投稿 - 2017 5月 27 3:46午前 PDT

(メラニアへの感謝のコメントを添えた投稿)


現在のところ、この件に関してマイリー・サイラスは無言を貫いている。だが忘れてはならないのは、一番の被害者であろう弟だ。怒りが収まらないファッション界の重鎮、ステファノ・ガッバーナはマイリー・サイラスへの反論に、「ブレイソンとは二度と仕事しない」と書き残したのだから。

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ジャニス・ウィリアムズ