<若手のお騒がせセレブの最高峰と言っても過言ではないジャスティン・ビーバー。アルゼンチンで国旗を踏みつけ、メキシコの世界遺産でパンツを下ろすなど、これまでもやりたい放題>

中国での公演を禁止されていることが明らかになったばかりのカナダ人歌手ジャスティン・ビーバーが、今度は現在世界で進行中の自身のコンサート・ツアー「パーパス・ワールド・ツアー」の東京公演を含む残りの日程の中止を発表した。


2013年9月の中国・北京でのパフォーマンス Stringer-REUTERS

「予期せぬ事態」のため中止するというが、周囲にとっては「予期せぬ事態」ではなかったかもしれない。お騒がせセレブとして名高いビーバーの気まぐれは毎度のことだからだ。

ビーバーが外国で引き起こした問題行動の中でも、代表的な出来事を振り返ってみると......。


■ペットを税関に没収される

2013年3月、ツアーのために訪れたドイツで入国の際にペットのオスのオマキザル「マリー」を持ち込もうとしたが、事前に検疫などの手続きを済ませていなかったため押収。ビーバーは、マリーを取り戻す手続きを期日までに行わなかったため、マリーはドイツ政府の所有となりハノーバー近郊の動物園に移された。

■「アンネも僕のファンになっていただろう」

2013年4月、ツアーの合間に訪れたオランダ・アムステルダムの「アンネ・フランク・ハウス」で、ゲストブックにこう書き残した。「アンネは素晴らしい少女だった。彼女もきっとビリーバー(ビーバーの熱狂的ファン)になってくれただろう」

I'm at Anne Frank Huis - @annefrankhouse in Amsterdam, Noord-Holland https://t.co/56V1BJZXIC pic.twitter.com/642B4co6a6— Team Gewei (@TeamGewei) 2017年6月3日

(アンネ・フランク・ハウスは博物館として姿を残している)


■アルゼンチン国旗を侮辱

2013年11月、アルゼンチンのコンサートでファンがステージに投げ入れた同国の国旗を蹴る、踏む。さらにマイクスタンドを使ってステージから降ろした。この瞬間を捉えた映像はYouTubeにアップされ、多くの非難のコメントが付いた。ちなみに、アルゼンチンでは国旗を軽視した行動は犯罪にあたり、最大で禁固4年の刑が科される可能性がある。

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■リオのホテルに落書き

アルゼンチンと同時期に訪れたブラジル・リオデジャネイロで、滞在先のホテルの壁にスプレーで落書き。ブラジルでは、1年間の禁固刑が言い渡される可能性のある犯罪だ。

■靖国神社参拝で日・中・韓に波紋

2014年4月、イースター(復活祭)休暇を利用しプライベートで来日したビーバーは、靖国神社を参拝した写真をインスタグラムに投稿。添えたコメントは「Thank you for your blessing.(祝福をありがとう)」。その後、英語や中国語で書かれた誹謗中傷や謝罪を求める書き込みが殺到した。ビーバーは投稿を削除し、後日、謝罪文を出した。

■世界遺産でパンツを下ろし強制退場

2016年1月、仲間とともにメキシコの有名リゾート地カンクンからほど近い世界遺産、トゥルム遺跡を訪れた。何を思ったのか、ビーバーは立ち入りが禁じられている場所に登り、パンツを下ろした。珍しい場所でセルフィー(自撮り写真)を撮りたかったようだ。



腕にビーバーの名前を書く熱烈なファンもいる Shailesh Andrade-REUTERS


因みに今週は、ビーバーにとって良くないニュースがもうひとつ。

ラテン音楽界の人気歌手ルイス・フォンシとダディー・ヤンキーの曲「Despacito」のリミックス版として4月にリリースした曲「Despacito(Remix)」が、マレーシアの国営テレビとラジオ局で放送禁止になった。イスラム教徒の多い国では刺激的すぎたようで、市民から苦情が寄せられたという。

踏んだり蹴ったりの最近のビーバーだが、中国も完璧に入国を禁止したわけではない。中国側は声明で「ジャスティン・ビーバーは有能な歌手」という前書も忘れていないし、ビーバーのイメージ回復も期待されているようだ。果たして、23歳のポップスターはこの先、予期せぬような名誉挽回を見せてくれるのだろうか。


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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部